J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 今月からメルマガの総集編的内容にリニューアルしたので、ここではリリース後の追跡など月単位での補足をやっていければと思います。
 で、「4作めの壁」を提唱したのですが、一青窈が見事復活した一方、光永亮太や玉置成実あたりは何となくジリ貧の気配を感じますね。あと、まだ結果は出てないけどORANGE RANGEのように上手くドラマ主題歌等のタイアップに乗るかどうかも今後の鍵となってきそうです。このあともタッキー&翼、175Rと4作め組が出る一方、久々の小田和正やTMR西川など新旧入り乱れての新曲ラッシュが3月前半まで続きます。メルマガの方もチェックしてね。登録は→
 http://www.mag2.com/m/0000122141.htm 

2004年3月分

● ハナミズキ/一青窈<今月のイチオシ>
秀作「もらい泣き」のあと2作コケて背水の陣で臨む新曲。狙いすぎだなあと常々感じてたので、ようやく直球勝負で来てくれたか、って感じですね。普通なくらいの方がいい意味でクセを感じなくて◎。あとはテレビ等のプロモーション次第ですね。 

● 未成年/柴田淳 
今月の次点。曲はしっとりしてるけど、詞や声色に結構女の怨念が充満してるんですよね、この人。鬼束ちひろより湿度があって粘着質な感じ(^^)。いい感じに路線は認知されてきてると思います。TV出演とかタイアップ展開には出ないのか、次のアルバムにも注目のひとりです。 

● SUNRISE/PUFFY
奥田民夫の手を離れての久々の新曲。PUFFY=ダラダラの印象が強かっただけに、今回の超軽快ロック&シンセバリバリのアレンジには意表をつかれました。かえって初期より声が若返ったように聴こえるし、彼女らって実は元気なのね(^^)。地盤沈下傾向のセールス回復にも期待。 

● ほんとはね。/ソニン
なぜか今作からつんくの手を離れインディーズ発売。メジャーとの垣 根のなさがアイドルにまで及ぶとは。で、過去3作の企画ものとは真逆のドバラード。しかし平原綾香のブレイクさなか、意地悪だけど並べて聴くとやっぱ辛いね。小室ファミリーのhitomi的存在になれるか?

● 時の雫/GLAY
GLAYほどストリングスアレンジが似合うロックバンドも珍しいと個人的には思ってるんですが、今回も細かく刻むリズムとストリングスが効果的に絡まって、サビまでの単調なメロディーをうまくフォローしてます。サビから自然体のGLAY節なのは作為的なラルクと対照的。

● 流星/FLOW
だんだん普通になっていく彼らの曲。「贈る言葉」の時の破壊的パンクの勢いが良くも悪くも薄らいでる気が・・・あと気になったのが「汽車」「星」「走る」など、ボキャブラリーのワンパターン化が目につき始めたこと。ポップバンドに方針転換なら、作品としては合格なんだけど。

● Shining Star☆忘れないから☆/玉置成実
またも4つ打ち&バックダンサーを大勢従えて、PV見ただけでは前の曲との識別困難(^^)。しかもイントロがあの超有名曲とは反則技もいいところ(^^;)。悪い意味でガンダム主題歌時代のスペイシーなイメージを引きずってるね。そろそろ出そうなアルバムで真価を問われそう。

● READY STEADY GO/L'Arc〜en〜Ciel
メンバーのソロ活動を経て約2年ぶりの新曲。彼らのシングルではおそらくテンポ最速、タイトルといい追っかけボーカルといいライブ映えを考えてのことなんでしょうね。英語の歌詞ののせ方にかなり無理があって何言ってるかわからない(なんてファンにはどうでもいいことか?)。

● いくつかの空/柴咲コウ
こちらは本人主演の映画主題歌。「月のしずく」ヒットの後も同じ路線続きですが、ここまで続くと曲自体のインパクトがだんだん薄くなってくるのが少々残念。今井美樹的な立ち位置を狙ってるのかなと思ってたんだけどそれも違うみたい。曲は悪くないんだけど微妙だな〜 

● 僕らだけの未来/GARNET CROW
何だかんだいって消えずにいます。今回もアニメ主題歌ということで自己最高に近い出足です(最近アニメ発の小ヒット多いんだけどそれはまた別の機会に)彼らの中では最速のアップテンポですが、いかんせん声があれなんでやっぱり浮いてますよね。このまま行くのかな?

● 悲しみをやさしさに/little by little
こちらもアニメ発のヒットらしいです。アーチスト情報は手元に何もないんだけど、曲はサビだけが耳に残るようにうまく作られているとは思います。まあブレイクしないことには次の展開もないんだけど、これだけ楽曲的に完成されてると結構苦しいんでは・・・・と余計な心配(^^;)。

● ヒカリ/hitomi
結婚後復帰第1作。小室プロデュースからやや実験的ポップロックを経て、やっと今作のようなナチュラルな生音中心の音に行き着いた気がします。刺激的な以前のイメージが好きな人には物足りないかも。ボーカルの角が多少丸くなった印象も結婚が影響してる?

● EMILY/清春
SADS解散後初のシングル(DVD仕様でのリリースは昨年あったけど)。某音楽番組でコメントゲストとして出ていた姿、黒夢時代の爆弾抱えてる的オーラが薄かった気が… アレンジがややアコースティック寄りだけど、歌詞詰め込みやサビの連呼など歌自体はSADS時代とほぼ同じ。

● ミチシルベ 〜a road home〜/ORANGE RANGE
ブレイクしてから4作めということで(デビュー5作め)。サビ前までのラップとサビ以降の大合唱という構成は変化ないんだけど、少しずつメンバーのソロパートが増えてきたりして、イメージと違った「バンド内民主主義化」進行中? これに限ってはドラマ主題歌効果ありそう。

● 想(SOU)/大久保伸隆
Something ELseのボーカルの初ソロ曲。音面は従来のアコースティック路線で変わらないので、しいていえば友情といったメッセージ性を表に出したところがグループとの違いかな。でもソロで出す意味をさほど感じないところを見るともしかして解散近し?

● believe/光永亮太
過去のシングルの中では「always」の次によくできてると思います。元スポーツ選手という話題先行で連続ヒットに持っていけなかったのが苦戦の原因だけど、ファルセットがまだ安定してなくて生で聴くには辛かったのも事実。次作では地声キーのみの曲を熱望。

戻る 


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送