J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 3月に入ってオリコンCDチャートに異変あり。ORANGE RANGE、
&G、そしてくず・・・それまで売れてなかったわけではないけど、1位獲得は初のアーチストばかり。こぼうずも復活したラルク以外全部予想を外しました(^^;)。
 ドリカムや平原綾香など、一方でロングセラー化しつつある曲もあり、全体の売上枚数減少の影響がこんなところにも出てるんでしょうか。そういえば固定ファンの多いアニメ銘柄も最近30位内には何曲か入ってくるしね。

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2004年4月分

● まっ白/小田和正<今月のイチオシ>
2年ぶりの新曲。いつもの小田節だが、アコギのバッキングを前面に出してその分声の張りを若干抑えたところに職人芸を垣間見た気が。ドラマ主題歌(しかも昨年末クリスマス特番と同じTBS)としてのオファーに過不足なく応えた佳作。ジャケットの若作りだけがちょっとね。

● Chance!/BREATH 
昨年からこぼうずが注目している2人組。メンバーはavex系アーチストに多数曲提供しているので、何か仕掛があれば作品が受け入けられる素地はできているはず。今回もアップテンポでキャッチーで素直。良くも悪くもひねりがなくて彼らならではの何かが足らないのかな。

● 桜の隠す別れ道/平川地一丁目
「桜」の下の3匹目の?どじょうを狙って、卒業時期に発表の2作め(ちなみに兄が今年中学卒業!)。前作「とうきょう」があまりにも70年代ドフォークすぎて、10代20代のリスナーに音楽的に受け入れてもらうのは無理と判断。今回は叙情的バラードで彼らの取り込みも・・・スタッフも考えてます(^^)。

● やさしいいキスをして/DREAMS COME TRUE
年末年始からKinkiへの楽曲提供やベスト盤の連発など、金策に走ってるイメージが強いです(苦笑)。今回ドラマ主題歌+バラードと「LOVE LOVE LOVE」のツボはおさえているものの、肝心の曲が気がついたらもう終わり?って感じ。実は全英語詞(車のCM)での海外進出で頭は一杯なのか?

● 生きとし生ける物へ/森山直太朗
前作から2ヶ月ちょっとでの新作。圧倒された男性コーラス含め、アレンジにどこか大陸的な雰囲気が漂います、自ら「朝駆けの革命家」と名乗ってるだけに、今年はどんどんメッセージ性を強めていくんでしょうか。直太朗の濃厚さにどっぷり浸かりたい人向け。

● 願い/Fayray
1年以上というブランクを感じさせない、良くも悪くも相変わらずなしっとり生楽器路線。彼女から浮かぶ音を完全に外さない安心銘柄になっちゃいましたね。初期の浅倉大介プロデューズ時代&吉本興業所属は消したい履歴?(某歌番組のトーク、ホントイヤイヤ出てそうだし)

● Dandelion/RIPSLYME
昨夏以来の新作。タイトル(=たんぽぽ)どおり春をイメージした曲のはずなのに、このメンバーに爽やかな春を期待したのが間違いだった? 前作まではヒップホップと他のジャンルの融合がはっきり見えて面白かったけど、そのステップを超えて次のレベルに突入したようですね。

● 明日/平原綾香
やっぱり今新曲を出す意味がわからない。セールス的には初登場でも前作は超えないだろうし、彼女の歌をもっと聴きたい人はアルバム対応で十分では(年齢層がきっと上だからよければCD買うでしょ?)。だいたいテレビでも「Jupiter」歌いそうだし、シングルとしては埋もれてしまう?

● ソラアイ/Every Little Thing
前作「またあした」よりさらにソフト寄りバラード。アプローチは違ってないし歌も悪くないと思うんだけど、何せ持田の生歌は最近辛すぎる。王道の曲でそれを度々見せられると、生き延びる道を自ら狭めてしまう気も。「fragile」 のような逆転ホームラン玉は今後あるのか?

● Albireo〜アルビレオ/T.M.Revolution
最近は年1作。浅倉大介が特に多忙そうなわけでもないのに? 前作のアニメ主題歌で思わず息を吹き返しどう来るかと思ったが、世間のTMRのイメージを忠実に再現して応えてみせた「お仕事」ってところで可も不可もなく。ジジイ化激しい同年代組との比較では身体張ってるけどね。

● 甘えんぼ/大塚愛
知人の言葉を拝借しちゃいますが、aikoのブレイク時と状況かなり似てるかも。「さくらんぼ」より地味な分、振り返って実は名曲ってところ狙ってきましたね。で年末特番で「さくらんぼ」をTV初披露、って年間計画まで見えてしまった(^^;)。ご丁寧にタイトルで韻まで踏んでます。

● GLORY DAYS/175R
チャート予想で「瞬発力不足」と書いてたけど、メジャー前からあった曲みたいですね。しかも聞く度に、直球勝負の球を投げられた印象に変わってきました。「空に唄えば」は携帯のCM大量オンエアで1位を獲得したあと、パンクロック系の指定席は確保した感じかな。

● ブルーライトヨコハマ/上原多香子
いしだあゆみの名曲のカバー。というか、これって「カバー」ってよんでいいのか? カラオケで歌ってるのとどこが違うの?って感じ。彼女の声量からして前作「makeup shadow」(陽水のカバー)より選曲はあってると思うけど、まさかこのあとカバーアルバム出すんじゃ・・・

● 裸〜Nude/Vo Vo Tau
ずっとコメントを避けてた(^^)平原、川口に続く今年の話題作。ブレイクは「女子十二楽坊を売ったスタッフ」を前面に出し、かつ同じ手法が通用したところ大。確かに本格的っぽいしラップの入れ方とか、ちょうど空席狙ってきたなって印象が強いです。でも今年初の1発屋になる可能性も?

● 卒業/ZONE
メンバーチェンジとともに、振り付けつきのバンドルに戻ってしまったという悲しい印象(苦笑)。せっかく花火路線〜ミディアム〜マイナースローの3つを上手く回してたのにな。それにメンバー入れ替え後に卒業もなかろうに。この方針早く戻さないと地盤沈下を早めるだけと見た。

● Wonderful Life/&G
ジャニーズだから使える反則技(苦笑)。今クール唯一連ドラ主演のない「暇な」稲垣吾郎に、注目間違いなしの草ナギ主演ドラマの主題歌をあてがうとは(しかも&Gって誰?とマスコミの注目を集める手法を使ったが誰も突っ込まないので発売直近になってネタばらし)ま、歌は藤木直人かと思いましたよ。SMAPのソロ自体にかなり無理が・・・

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