J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 最近はドラマ主題歌もスタートと同時に発売ではなく、時期をずらしたりと苦労の跡が見られます。(その1)ドラマが盛り上がる後半に発売→比較的新人に多く今回の平川地一丁目や再発売の笹川美和など (その2)視聴者に浸透するドラマ中盤発売→平井堅、ミスチルなどこのパターンが最近は最も多い (その3)スタート同時またはスタート前に発売→ロングセールスが狙えるパターンで今回はドラマ効果で再浮上した森山直太朗。
 もちろんビッグアーチストであれば他の強豪とのバッティングを避けたり、逆に発売アイテムの少ない週を狙ったり。CDが売れないご時世なだけになかなか大変そうです。でも今盛り上がってるのはむしろアニメや映画主題歌だったりするんですけどね。以上こぼうずのJ-POP薀蓄??でした。

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2004年6月分

● ループ&ループ/ASIAN KUNG-FU GENERATION<今月のイチオシ>
間髪入れずのリリースでいよいよ本格ブレイクか。最初CMの部分しか聴いてなくてポップ路線を予想してたが、以外にもアレンジはラウド。しかも1番−別メロ−サビという変則構成。無意味に長いよりはよく練られていると思う(これが確信犯ならね)。あなどりがたし。

● 瞳をとじて/平井堅 
ほぼ同着の次点。公開が始まった映画のCMはそれこそ「泣け!!」といわんばかり(^^)。それはさておき、久々のシングルは詞曲ともに超スタンダード。今回難しい言葉もないんだけど、かえって映像の邪魔にはならないのかも。曲だけ聴いても結構じ〜んときます。彼の新たな代表曲となるか。

● サウンド・オブ・ミュージック/奥田民夫
今年ソロ10周年。そんなになるんですね(のらりくらりやってるから何かイメージがね)。リスナー的にはいまいちくんなんですが、制作サイドから見ると今回もうまいな〜って感じ。言いたいのは最初のフレーズだけであとはその説明書きに終始してるもん(^^)。

● 心の旅人/hitomi
結婚−休養後復帰2作め。こちらも拍子抜けするくらい普通のミディアムスロー。両A面扱いなので2曲でバランスとってる制作者の意図はわからんでもないけど、思ったよりセールスに繋がらなかった一因では。「LOVE2000」から続いてきた追い風も失速気味、新たな仕掛が必要か。

● VALON/Ilumari×aryuBATION
RIP SLYMEのメンバーのソロプロジェクト。最初一連のラップの括りで聴いてたんだけど、何度か聴くうちに不思議な浮遊感に包まれてきました。ボーカルSalyuの声質とアレンジによるところが大きいんだと思うけど予想よりかなりイケてます。

● BANZAI/B'z
ソロメインかと思ったところへの今年初シングル。何作か続いてる体育会路線には大きな変化はないものの、間奏部分での組曲的展開から「〜BANZAI!」っていう早口言葉みたいなブレイクがしいていうなら冒険部分か。まあ彼らのイメージにそう遠くないので1位は取るでしょう。

● GO!!!/FLOW
個人的には前作「流星」や「メロス」の方が好きなんだけどな・・・彼らとしてはブレイクした「贈る言葉」以来のアッパーなナンバーです。ラップ比率も高し。セールス面で健闘していることからもファンが求めてるのはきっとこっちの路線なんだろうな。

● 希望〜Yell〜/NEWS
前作「NEWSニッポン!」はコンビニ限定発売だったため、今作が実質メジャーデビュー曲。いかにもジャニーズですって曲で可もなく不可もなくなので、彼らに関しては名前が認知されてきたところで満を持してデビューという売り方が上手いな、ってのが正直な感想。

● GET ON THE DANCE FLOOR/DA PUMP
セルフプロデュースになってから第2弾のシングル。ソウルディスコ調(こんな言葉あるのかな?)のサウンドはバリバリカッコいいです。以前のm.c.A.T.プロデュースの面影はすっかりなくなったね。惜しむらくはラップ部分が多すぎ。次回作こそ是非歌もので新境地を。

● アカシア/レミオロメン
前作「3月9日」で注目の山梨出身の3人組。スピッツとミスチルを足して2で割ったような印象ですが、今作のサビは耳に残るメロディーで期待できます(テレビの生歌はまだちょっと荒削りだったけど)。スキマスイッチやsacraなど同類のバンドが多い中でどう抜けてくるか注目。

● 旅の途中/SOPHIA
レコード会社移籍後3週連続発売の第1弾。彼らも何だかんだいって10年生き延びてきたんですね。で、第2弾&3弾の方がアップテンポで通例からはこっちは後ろに回りそうな地味地味青春路線なんですがそれも狙いなんでしょうか。装飾の少ないバンドサウンドは逆に今貴重?

● 愛の歌/河口恭吾
「桜」に続く注目の新曲。本人曰く「おじいちゃんからこどもまで幅広く歌える歌を目指した」とおり、前作の延長線にあるシンプルなバラード。でもファルセットはこどもも年寄りも使えんぞ(^^;)。個人的には人のよさが出すぎてセールス面はきつい気がするが見守りたいところ。

● Sign/Mr.Children
妻夫木聡主演のドラマ主題歌。アルバムよりもさらに音が整理されている気がしました。以前なら映像の邪魔になるくらいメッセージが詰まっていたことを考えるとこれで正解だと思うんですが・・・ 逆にドラマを見てない人やコアなファンには物足りない歌かも。

● Carry On/EXILE
3rdアルバムヒット後の1作め。「Together」タイプの爽やか路線で、曲もアレンジも安全パイ狙ってったなあってのが第一印象。両A面でバラードを入れたのもライトユーザーを意識してのこと? 個人的にはも少し彼らのルーツに近い展開にそろそろ持って行ってほしいところ。

● 浪漫〜DEAR MY BOY/モーニング娘。
安倍卒業後初シングル。サビのメロディーが不思議なところに飛んでってるのがいい意味で耳に残るけど、今回の勝因は何と言っても無理なソロパート分けをしなかったこと。藤本、高橋がメインを取ることで歌ものとして形をなした気がします。ここ数作では一番の出来では?

● キミはともだち/平井堅
こちらもドラマ主題歌。「すべて自分の身体から発する音を素材に作った」と本人言う通りほぼアカペラなのは、声を重ねた時の和音感がある彼ならではという気がします。「瞳をとじて」が売れてるときだけに連続リリースはもったいない(本人はこっちの方がイチオシなんでは?)。

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