J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 CD売上減を食い止めようとレコード会社もあの手この手を使ってきてます。今やCD+DVD映像つきはあたりまえ、DVDシングルも珍しいことではなくなってきてる昨今です(ちなみに初めて映像シングルのみで出したのはGLAYの「サバイバル」だったと思うけど)。でチャート予想屋にとって困ったことに、シングルチャートには入ってこないんですよね。6月もday after tomorrowやユーミンが映画主題歌がらみでこの手のシングルを出してるんだけど・・・今度CDショップに行ったら、どこの棚に並べられているのか見てこようと思ってます。

 週間チャートと一足早いレビューをお届けしているメルマガの方もチェックしてね。登録は→  http://www.mag2.com/m/0000122141.htm 


2004年7月分

● 君の分まで/平川地一丁目<今月のイチオシ>
佐渡出身のフォークデュオ(古っ!!)の3rdで「電池が切れるまで」の主題歌。前2作に比べサビでのメジャー度があがり広く受け入れられる素地はできました。でも自然に任せるとマイナー調に戻っちゃうのね。しかし中2&高1でこの音楽的吸収力はあなどりがたし。ブレイク間近?

● キレイだ/w-inds. 
今月の次点。最近見ないな〜と思ってたら詞曲スキマスイッチとは(でもアレンジのせいでやっぱ踊る曲になってたけど)。詞だけ読むとまんま槙原敬之だし意表突かれまくりです。で、アレンジが若干生楽器よりな分メロディーラインが前に出てます。Bメロが激難。新境地開拓か。

● ORIGINAL COLOR/堂本剛
一昨年の「街」に続くソロ2作め。ミスチルの影響受けまくりなのは置いとくとして、サビラスト「そうだORIGINAL COLORで」の「そうだ↑」のメロはそうじゃないだろって突っ込んじゃいました。サビ前のメロとか出だしの歌詞ののせ方とか、ちょっと詰めが甘いと思うな。

● ひまわり/星村麻衣
こぼうずイチオシのドラマ「電池が切れるまで」挿入歌。昨年別のドラマ主題歌でブレイクしかかった時は「半歩前足で立って鍵盤弾いてるねえちゃん」のイメージしかなかったんだけど、ドラマ抜きでも今回はなかなか切なくていいバラードです。逆にこれが不発ならTHE END?

● Believe me/melody
soweluやCrystal Kayなど、SONY系列だけでも似たような女性ボーカルが結構いるんだけど、今回アレンジをややハードめにしたことで音面で違いが出せたような気がします。あと英語詞もメロディーにうまくのってる(全編英語版の方がその意味ではすんなり聴けます)。結構拾い物。

● 金木犀/笹川美和
昨年発売された2ndがドラマ主題歌起用にあわせて再発売(ちなみにカップリングは前にレビューでも紹介しこちらはCMソングの「笑」)。今年ヒットした「ハナミズキ」「桜」と並べて聴くと違いが結構面白いかも。これからこういうゆらゆらした感じの曲が来るんだろうか?

● Jewel of Kiss/島谷ひとみ
う〜ん、イメージが固定して行き詰まるアーチストは結構いるんだけど、彼女の場合は逆に曲ごとに変えすぎだと思うなあ。今回は曲の中でも組曲的に展開が変わっていまいちつかみどころがない気がします。「亜麻色〜」「パピヨン」といったカバーを超える作品がそろそろほしい?

● キューティーハニー/倖田來未
もはやフェードアウトかと思われた彼女の起死回生の一手。歌は有名すぎるのでコメントは控えるとして、原曲のイメージをを崩しすぎなかったのが勝因か。もともとアニメとかゲーム系に強いアーチストなのかな。健闘しているCDセールスの購買層が個人的には興味あります(^^)。

● 逢いたい/松田聖子
母娘共演で話題のCMソング(あんなマンションに住んでるとは思えんけどな・・・)。で、曲はここ数作タッグを組んでいる原田真二作だけど、これぞ聖子のパブリックイメージどおりの出来。歌の方もそれに充分応えています。ここにきて再び明菜より現役感出てきたな〜。

● 君といる時間の中で/平原綾香
前作「Jupiter」で(木星じゃなく)彗星のごとく現れた歌姫の新曲。今回は作詞も自身がてがけたとのことだが、普通すぎのような気がしないでもないです。相変わらず息つぎの音も耳につくし(^^)。アルバムがそこそこ売れただけにアーチストとして大事に育ててほしいもの。

● 自由への招待/L'Arc〜en〜Ciel
イントロのギターソロ聞いただけでラルクの新曲とわかる、これってとっても大事なことだと思います。Aメロの歌詞でちょっと強引な韻の踏み方してるところとか気にはなるんだけど、全体的にはスピード感があってサビへの持っていき方とか巧いなと思いました。

● ロコローション/ORANGE RANGE
大ヒット「ミチシルベ」の後は「上海ハニー」に近い下世話路線に戻してきました。こっちが彼らの本領だからこれで正解なんでしょう(詞とか感心するくらい意味ないけどね)。サビが耳に残るメロディーを持ってるところが彼らのパターンであり強みだと思う。3分強の曲の長さも◎。

● FAKE STAR/LIV
押尾学率いるロックバンド。前々から兆しはあったんだけど今回は最悪だねえ。デビュー当時はもうちょっとメロディーがあったと思うんだけど、今回は何言ってるかわからないし字幕にするのもおこがましい下ネタ叫んでご満悦、の域を出てない。ファン以外は却下の曲でしょう。

● ココロオドル/nobodyknows+
名古屋発のヒップホップユニット(何と6人中5人がMC)。だんだんこの手の人たちの売れる基準がわからなくなってきた・・・ホント息つぎの暇もないくらい全編ラップなんだわ。RIPとかケツメイシとか、音楽的背景やカラーが見えてくるもんなんだけど彼らに関してはまだまだ。

● ふれて未来を/スキマスイッチ
前作「奏」でその外見とは裏腹にポップな楽曲センスを見せた彼らの新曲。ここまでアレンジが軽やかだと狙いすぎって勘繰りたくなるんだけどな〜(苦笑)。いきなりファルセットで入るサビとの対比であえてBメロを捻ったり(w-inds.の曲も?)、ユニット名からして結構策士かも。

● OLA!VITORIA!/DREAMS COME TRUE
今年は働くね〜これで3曲めのシングル。初期には結構あったバスドラ四つ打ちのリズムが気持ちいいです。一聴してサッカースタジアムの興奮と、彼女らのイメージを両立して裏切らない高度な曲作りにプロ魂を感じました。ふたりになってからの方が逆に自由度が増した?

 戻る 



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送