J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 ただいま経済誌はこぞって「名古屋特集」を取り上げてます。トヨタ自動車に代表される堅実経営+でも先行重点投資は惜しまない気質がここにきて注目を浴びているようです。音楽業界でもnobodyknows+やsacraなど、名古屋発のヒットがぽつぽつ目立つようになりました。これまで関東と関西にはさまれ独自色がなかなか出せなかっただけに、今後どう化けるかみものです(でも正直なところ、彼らのブレイクの共通項って今だに見えてこないんですけどね・・・)
 

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2004年8月分

● real world/EXILE<今月のイチオシ>
ようやくこぼうずが待ち望んでた「ハード+メジャー路線」が来ましたねえ(シングルでは3rdのFly Away以来じゃなかろうか)。今回は耳障りのいいシングル曲に慣れてる人でも充分ついていける範囲に収まってると思う。強力シングルも少ない週の発売なので1位も狙えるか?

● L・O・V・I・N・G〜夢見るLOVELY BOY〜/Tommy february6 
前作のheavenlyは影薄いなあ、と思ってただけに、今回の原点回帰は個人的には大歓迎っすね。パステルカラー+アニメキャラがハマりそうな当初の不思議コンセプトをしっかり受け継いでます(ちなみに今作は映画版ポケモン主題歌)。でもそろそろリスナーからは飽きられ頃か?

● 涙を虹に/TUBE
昨年の「四季の曲シリーズ」から今年は夏のシングル2枚発売に戻しました。で、両Aサイドの2曲めだけど、こっちの方がいかにも日本の夏らしい疾走感があっていいです(1曲めも郷愁を誘うけど)最近の前田さんのボーカルはぶつかるくらい強めの音の方が合ってると思う。

● evergreen(こころの唄声)/CROSS CLOVER
氷川きよし+FANATIC◇CRISIS+ビリケンによるユニット。日本赤十字のキャンペーン曲らしいです。しかし氷川くんも玉緒さんとデュエットやったりいろいろ駆り出されるねえ(^^)。せっかくだからもちっとバンドらしくてもよかったんでないかい。最後のビリケンのラップは唐突。

● 結婚闘魂行進曲「マブダチ」/気志團
何か3部作の最終章らしいけど、この人たち、どこまでマジに演ってるんだろうって毎回思います。だいたい披露宴の出し物で「マブダチ」はなかろうに。木更津出身の彼ら、推測するに関東でも東京より西ではそんなにうけてないと思う。追随する人たちがいないから残ってるけど・・・

● 最後の夜明け/Skoop On Somebody
微妙やな〜ちっとさらっと歌ってくれた方が逆に暗さが引き立つような気がするんだけど(さらっと、ってコメント毎回書いてるよね)。ドラマ主題歌なら悪い出来ではないんだろうけど、最大のヒット「ぼくが地球を救う」のヌケた感じを個人的には期待したいっすね。

● かけがえのないもの/ZARD
息の長いアーチストって、だいたい音楽面で微妙にシフトしていく(例えばB'zやチャゲアスがロック寄りになったり)ものだけど、彼女ら(?)はホント変わらないよね。今回もファンを裏切らないちょっと切なく清楚な仕上がり。間奏のギターソロが実は唸ったりしてるのもお約束?

● HANA/RAG FAIR
本来の彼らの脳天気さが戻った夏ならではの曲。今回リードボーカルを複数のメンバーが取るなど新しい試みを取り入れているのも前作の健闘による余裕からか。単なる技見せじゃなくアレンジ能力がだいぶん整ってきたんだと思う。これでアルバムにうまくつなげば定位置確保か。

● オンリーロンリーグローリー/BUMP OF CHICKEN
久々の書き下ろし新曲。構成とかコード進行とか、ヒット曲の法則からはかなり外れてると思うんだが、一気に聴かせてしまう力技はバンドの力量アップによるところでしょう。ベースラインの動静がはっきりしてるのもスピード感を増してると思う。歌うにはかなり肺活量が必要?

● 伝説の男〜ビバ・ガッツ/はなわ
さすがに今回も県名シリーズでは来なかったか(^^;)。ネタがおちるまでが微妙に長いので、歌の途中でオチが読めてしまうのがちょっと惜しい。ま、音楽的には1つの事しかやってないのでパスするとして、今後歌に比重を置きすぎると猿岩石の二の舞になりそうな気も。

● Happy Days/大塚愛
大ヒット「さくらんぼ」のあとバラードを挟んでの勝負作。aikoっぽい売り出し方と思ってただけに、まさかこう来るとは・・・最速タテノリビートに「BE TOGETHER」(鈴木あみ)を思わせるサビ連呼(でもタイトルフレーズ歌ってないところまで同じ!)。う〜んこれでいいのか?

● mirage in blue/CHEMISTRY
3rdアルバム後初シングル。メジャー/マイナーの違いはあれど、ここ何曲かリズムの感じが同じなのが気になる。転調でもないのにBメロが難しい音階に流れるところも。セルフプロデュース=彼らの好みの反映なんだろうけど、音楽的にまだ幅を持ってもいい時期なのでは?

● わたしの青い空/藤井隆
「ナンダカンダ」で世間を驚かせてからやや影薄感のある彼(本業のお笑いは地味ながら人気定着したけどね)。安物のシンセ1台で作ったようなアレンジにぼぞぼぞのボーカル。タイトルと思い切り噛みあってないんだけどどこまで狙ってるんだろ。でも何か妙にひっかかる。

● Smile on me/SEIKO&Crazy.T
これまで野猿や工藤静香とのデュエットなど何かとお騒がせなとんねるず石橋が今度は松田聖子と組んだ新曲(ほとんど職権乱用としか思えん・・・)。TVでバンバン流れるサビ以外は超手抜きって感じがみえみえ(しかもサビの石橋のハモリがまた微妙)。彼らの時代はやはり終わった?

● 初めて出逢った日のように/中森明菜
冬ソナのサンヒョク役・パクヨンハのカバー。てなわけでもっと話題になるかと思ったのに、テレビに出られないのはまた本人の言えない事情から? 「必ずふたりは逢える」ってフレーズがあるんだけど、彼女が歌うと絶対逢えなさそうに聞こえるから不思議(^^;)。要するに暗い。

● てがみ/HY
今も沖縄を拠点に活動するバンドの3rdアルバムリード曲(シングル発売なし)。夏に向けてFM等でバンバン流れることでしょう。「AM11:00」路線の聴きやすい音だけど、タイトなリズム隊にギターソロ頑張ってたりコーラスワークとか、バンドの潜在能力は確実にあがってます。

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