J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 冬ソナに端を発した韓流ブーム、音楽界でもパクヨンハやRyuなど、冬ソナ関連商品はチャートに入ってきていますが、他のアーチストへの広がりとなるとまだまだのようですね。ひとつにはジャンルがまだスローバラードとアイドルものに偏ってることもあると思うんですが、文化面での交流が今後進んでいけば日本のチャートに普通に韓国アーチストの曲が入ってくる時代になるかもしれませんね(BoAは日本語で歌ってるから例外として)。逆に、昨年末にTUBEが韓国でライブをやったように、J-POPの需要もきっとあると思うんですが・・・ 
 ということで、こぼうずも今後は韓国デビューを目指そうかな(^^;)
 

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2004年9月分

● リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION<今月のイチオシ>
今作を聴くと前作「ループ&ループ」がいかにポップで売れ線だったか改めてわかります(タイアップついてたからね)。本来のイメージに一番近い曲かも。赤丸上昇中の彼らですが、ここに来て語彙の偏りと爆音で押しまくるアレンジ、曲構成のワンパターン化がやや気になる?

● 虹の予感/平原綾香 
本人出演の携帯CMソング。前半の展開が非常にもどかしかったんだが、サビに来て「おおっ」って驚きました。この落差も計算済み? 彼女の声の魅力が、オクターブで声を重ねた時の唯一無二の響きにあることを再確認(「Jupiter」はそうだったけど次の曲にはなかったもんね)。

● 栄光の架橋/ゆず
NHKアテネ五輪テーマ曲として、大会前からバンバン流れてます。で、サビ頭から空回りなくらいテンション高すぎて、すでに1日何回も聞くには耐え難い出来。互いにサプライズを狙ったんだろうけど、自分の土俵で相撲とってない感じで固定ファンからも違和感の声が出るのでは?

● 君こそスターだ・夢に消えたジュリア/サザンオールスターズ
ここ3〜4年のサザン(含桑田ソロ)は過去の遺産で食ってる感じ。目新しいのは「ツートップシングル」という売り方だけ。「夢に〜」なんてほとんど演歌の節回しだし「君こそ〜」も手グセがすごく見える。斬新さとマス対応を両立した「愛の言霊」みたいな曲を望むのはもうムリ?

● 虹〜もうひとつの夏/福山雅治
う〜ん、はっきり言ってサザン以上に手抜き。「虹」自体が抑揚のない単調なメロディーをアレンジで何とかごまかした曲なのに、リアレンジでさらに抑揚を消してしまってる。ドラマ主題歌じゃなかったら誰も買わないよきっと。このまま行けば「第2の織田裕二」となる日も近い?

● 女子かしまし物語/モーニング娘。
これっておニャン子クラブ「会員番号の歌」+シャ乱Q「タクシードライバー」を足して3で割ったような感じ。もともとつんく♂ってモーニング娘。をプロのエンタ集団にしたいって言ってなかったっけ? すでに収拾がつかなくなっていることを図らずも露呈してしまいました・・・

● ALL FOR YOU/安室奈美恵
2年ぶりのバラード。しばらくヒップホップ系に傾倒していたが、本来彼女のボーカルが生きるのはこっちの路線だと思う(ドラマ主題歌という追い風はあったもののチャートもそれを反映してるようだし)。小室時代のバラードと比べても余裕を感じるしね。久々に存在感を感じた曲。

● 大胆に行きましょう↑Heart&Soul↑/玉置成実
デジタル路線は継承しつつこれまでの中で最もメジャーかつアッパーかつ単展開な曲。デビュー当時の露出は結構大人っぽかったのに、ここに来て年相応に下がってきているのはファン層に合わせた展開? ちなみにPVで後ろに引き連れてるダンサーがどんどん増えてます(^^)。

● INSPIRE/浜崎あゆみ
結果的に所属レコード会社のドタバタ渦中での発売となった新曲。「愛や夢を口にするのはカッコ悪いことじゃない」って内容のサビ歌詞を、そういう歌を歌うのに疲れてると逆説的に深読みしてしまうのは僕だけかな? 音も何か重いしタイトルも自分を無理に奮い立たせてる気が。

● 今が人生〜飛翔編/森山直太朗
アルバムからのリカット+CX系アテネ五輪テーマ曲。CXの五輪放送に力が入ってないせいか、チャートもちょっと寂しい動きになっちゃいましたね(^^)。言葉を詰め込むスタイルは「太陽」に近くて個人的には彼のもう1つの顔だと思うのだが、ファンが求めてるものは違うのかな?

● ANGELUS〜アンジェラス/島谷ひとみ
困った時の民族系(^^)。タイトルもペルセウスみたいだし(^^)。今回はラテン系のリズムに衣装も結構露出多めです。でも彼女の華奢な身体だと振付がなんか痛々しいんだよね(歌と関係ないか^^;)。この路線のウケがいいうちにもうひとつ鉱脈を見つけたいところ。

● 僕が一番欲しかったもの/槙原敬之
こちらも従来ならアルバムのリード曲的だなあ。詞はSMAPの「世界に〜」と同じ手法で書いたと思われる散文調。ただサウンドは過度な打ち込みもなくオーソドックスに向かってます。タイトルどおり音楽活動における道標をやっと見つけた感じですね。アルバムの出来が楽しみ。

● Web of Night/T.M.Revolution
重低音から始まるイントロにおおっと思ったが、歌が始まったらいつものTMR節炸裂でした(^^)。ここ2〜3年、吹っ切れたようにハイパー路線を突き進んでます。映画(スパイダーマン2)との相性も良さそうだし、アレンジも映画館でサラウンド状態で聴くとなかなか凄そう。

● サンダーバード 〜your voice〜/V6
こちらは実写版「サンダーバード」の日本版主題歌。ひさびさに激しい踊りつきV6・・・と思ってたら、サビに来ても何かサビらしくないのはなんでだろう? も少しアレンジでメリハリつけても良かったと思うんだけど。あとラップも久々だけど、後輩の嵐の方が板についてるね〜

● 忘れないで/山下達郎
音楽の薀蓄に詳しい達郎氏の曲だから強くは言えないけど、猛暑の今、前後のチャートの曲と並べて聴くとすごく時代錯誤な気が・・・ほとんど演歌だよねえこれって。彼にしてはめずらしくストリングスのアレンジが大げさに聴こえるし、ちょっと小手先で作った感じが否めないなあ。

● Home Sweet Home/YUKI
出産後復帰第一作。CharaとかUAとか同系統の女性ボーカルもそうだったけど、母になってこんなに曲が変わるもんかね。曲から発する母性というかやさしさが格段に増した気がする(JUDY AND MARYの全盛期を知ってるから余計にね)。今いないポジションなだけに面白い展開かも。

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