J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 メルマガと連動してから約1年。できるだけ取り上げる曲が偏らないように気をつけたつもりですがいかがだったでしょうか。
 2004年は音楽に限らず「泣けるもの」と「娯楽に徹したもの」にヒットが2極化したように思います。前者の代表が冬ソナ&セカチュー、後者がマツケンサンバ&ゴリエかな? 一方で前年ブレイク組の元気がいまひとつなかったのが少々残念。アテネ五輪に象徴されるスポーツ界のように、2005年は若い世代のアーチストが群れをなして台頭してくることに期待したいです。自称「J-POP評論家」としてシーンの盛り上げに一役かえればいいですね(^^)w
 

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2005年1月分

● チキンライス/浜田雅功と槇原敬之 <今月のイチオシ>
首位獲得ならずもこれだけ売れたら合格点でしょう。松ちゃんの詞は技術的には小学生の作文レベルだけど(^^;)、実体験に基づく切ない内容には一言一句聞き漏らすまいという不思議が力があると思う(若い人にわかるかな)。マッキーのアレンジが薄く浜ちゃんのボーカルが出すぎ?

● Dreamin'on/D-51 
前作「TOP OF THE SUMMER」が健闘したツインVo。夏&沖縄のイメージをどう払拭するかと思ったが、等身大の世界を歌った今作もポストCHEMISTRYの位置を十分狙える出来(でもCDチャートでは初登場50位前後と低迷)。歌い出しの歌詞が惜しい。デビューから勝負に出た戦略失敗?

● 心絵/ロードオブメジャー
約1年ぶりのメジャー初シングル。(ライブはやってたとはいえ)前作からこれだけ間隔があき、多少の進歩を期待していたんですが、詞曲も音もコーラスの入れ方とかもほとんど変わってないような・・・むしろサビのキー高さ(苦しさ)が気になって仕方ないです(^^)。先行き黄信号点滅?

● ORANGE/175R feat.MCU
インタビュー読んでるとSHOGO(Vo)って結構いい人そうなんだけどね、この声実は苦手なんですわ(^^)。それより興味深いのはラップ畑のMCU(元KICKTHECANCREW、浜崎貴司ともコラボあり)との共演。テンポが速くてラップ部分はほとんど早口言葉状態。本当にこの曲に必要だった?

● 自分のために/TOKIO
こちらも実は「AMBITIOUS JAPAN!」以来1年ぶり。3-3-7拍子(「は・し・れ〜」のメロ)が2セット×5回も出てくるのははっきり言ってやりすぎ(そこしか耳に残らん!!)。演奏もタイトだし国分、山口のソロもいいフックになってるのに。曲に恵まれない彼らに誰か勝負曲書いたって!

● 青いベンチ/サスケ
大宮発のフォークデュオがじわり浮上。ゆずもコブクロもただいまサウンド指向が違っててアコギ弾き語りの席がちょうど空いてたんだね。タイミングの良さと首都圏出身ってのが大きな要因だと思う。歌はいたって普通に切ない。路上じゃない場所でどこまで伝わるかが今後のカギか。

● Just 4 your Luv/長瀬実夕
ZONEメンバーのソロ1st。ZONEはあくまでバンド楽曲、ソロではダンサブルな面を・・・というコンセプトの明確さはわかります(踊るZONEで以前失敗してるからね)。楽曲、歌は平均点かな。それだけにZONEのMIUというネームを最大限利用する手はなかったのかな?本名名義に疑問。

● ギター侍のうた/波田陽区
昨年のはなわパターン再来。キャラ浸透後のリリースに加え、アーチスト間の口コミもブレイクを後押しした感じ。CD収録&TV出演時必ず歌詞に出る青木さやかは儲けもんだよね(^^)。でも実は、歌番組のゲスト用に即興で演ってるネタの方が面白かったりする・・・まいったね。

● たまには泣いてもいいですか?/時給800円
昨年の思わぬヒットに気を良くしての2nd。前作以上に歌は真面目(このタイトルだけで個人的には買い!)。今作ではソロボーカルも良くなってるし(ボイトレ密かにやった?)、逆に企画モノが足かせにならなきゃいいんだけど。それにしても八嶋さん、トリ●アに舞台に忙しいね。

● Mickey/Gorie with Jasmine&Joann
振り返るにレビューまだでした。これってGorieは半分も歌ってないよ(^^)。ほとんどキャラ人気だけで売れた感じだけど、これだけ長く売れてるのは運動会や遠足シーズンでの学童需要に支えられたからだろうか?(誰か教えて) TVで初めて見たけどチアダンスは確かに凄かった(^^;)

● メリクリ/BoA
シングルではたぶん3作目のバラード。ちょっと平原綾香入ってるけど(^^)、デビュー直後では出せなかったスケールの大きさを感じますね。BoAってカラオケではバラードの方が圧倒的に人気あるようなので定番化しそう。それだけに惜しいのは軽すぎるタイトル!略す意図が・・?

● 泣いたりしないで・RED×BLUE/福山雅治
サザンといい、某事務所の売り方は手堅いというか効率的というか・・・今作もNHK朝ドラ主題歌&ポカリCMの両A面と来たら、曲がどうであれ売れないわけないよね(^^;)。前作より地味だけど、サビが先にあってあとをやっつけで作った感が少ないのが救いか。構成は相変わらず単純。

● HERO/EXILE
「ホットマン2」主題歌=どうしても「Together」路線になってしまうのは仕方ないところか。ただ「real world」のようなハード路線でも一定票を掴めるようになったからこそ、ミドルテンポでもビートが前に出たアレンジで臨めている気も。最近「HERO」って曲多すぎるのが・・難しいね。

● Hello Again,JoJo/ひらはらあやか
「みんなのうた」発ということでひらがな名義のリリース(コブクロのヒットで気を良くしたかNHK?)。と言っても全然子供向けではなく、むしろ大仰なオーケストラに乗って歌い上げるいつもの平原節が聴けます。むしろ気になるのは、前の曲が浸透しないうちの大量発売の方?

● 金色のライオン/長淵剛
「しあわせになろうよ」からもう1年(早いね〜)。歌の内容が偽善っぽさに、「とんぼ」主演の頃のやりたい放題時代を知ってる自分は思わす拒否反応示してしまったけど、今作で少し戻った感じ。どう考えてもタイトル=自分のことと意識して書いてるよね。でも彼はこれでいいと思う。

● きっとサンタが/平川地一丁目
シングル4作め。そろそろ真価が問われるだけに期待したんだが・・・弟(  )の声変わり、ウリのひとつだっただけに厳しいなあ。音もプロデューサー(斉藤和義)好みでこうなったんだろうけどローファイだし、こういうテーマだと背伸び感がなくて聴く年齢層がかなり限られそう。

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