J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 <今月のイチオシ>は3月に紹介した「夢の真ん中」(河口恭吾)でした。最初はオーラがないとかいろいろ書いちゃいましたが、一度だけテレビで歌っているのを見て、それまでのイメージを覆す熱唱にビックリ。彼の中では間違いなく「動」の曲だったんですね。で、アルバムも聴きましたが、シングルでももっといろんな一面を見せたらいいのにな・・・と感じました。
 今年に入ってから好作が多いです。特に3月までの連ドラ主題歌は(視聴率はともかく)ベテランから新人までレベル高かったです。4月以降の情報がこれから収集ですが、注目は「ごくせん」あと枠の主題歌を歌うコブクロ。実は結婚していた報道などもあり(^^)、台風の目となりそうです。

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2005年4月分

● over・・・/K 
「H2」ドラマ主題歌でデビューの韓流アーチスト。曲は安パイのバラード路線ですが、日本語詞デビュー=最初から日本市場狙いの戦略がパクヨンハやRyuと大きく違うところ。ドラマとの相性はともかく、初登場順位が勝負の分かれ目だっただけにオリコン6位は上々の出来か。

● キミがいる/CHEMISTRY
ドラマ主題歌という縛りもあってか久々のアップテンポ&デジタル寄り路線。ピアノやストリングスが上手くからんでるのと、メロディーやハモリが整理されてて、ここ数作ではベストに近い出来だと思います。しいていうなら2番のあとは余分。すぐサビの構成で良かったのでは。

● 何度でも/DREAMS COME TRUE
2人になってからのドリカムはいい意味で振り幅が広がった気がします。こちらもドラマ主題歌ということで無難な路線を求められただろうに、1音階で畳み掛けるサビのメロディーはある種冒険。「10001回め」という言葉が違和感なくハマってるところもさすが。シメも巧い。

● ネオメロドラマティック/ポルノグラフィティ
ミドル以下のテンポが続いてただけに、ライブ映えしそうな曲調にファンも期待大だったはず。アルバムには数曲あるディスコ調だが、惜しむらくはタイトルフレーズのハマリの悪さ(「マ」に2音当てて完全に字足らず)。厳しいが同路線の名曲「ミュージックアワー」には及ばず?

● ずっと好きでいいですか/松浦亜弥
崩壊状態のハロプロ勢で唯一ピンで生き残れそうなあやや。森高のカバーなどつんくの手を微妙に離れてるな〜と思ったら、今回も曲はサムエル今井(でも事務所内で回してるのは相変わらずだけど)。曲はまともすぎてファンには肩透かし?しかも熱愛発覚とタイミングが悪い・・・

● 笑顔日和/ZONE
これをラストに明日4/1をもって解散。最大のヒット「secret base」ばりのバラードでなく普通にアップテンポを持ってきたのはガールズバンド最後の意地か、それとも解散への未練のなさか。MIU作詞でソロへの布石も見え隠れするが、今後ピンでいくにはSPEED以上に厳しそう。

● コエヲキカセテ/sona
こちらタレントとして活動中・ユンソナの2nd(アーチストの時はsonaと名乗ってるそな、な〜んてね>さむい)。曲はツッコミタレントのイメージと真逆のしっとり路線。声量はちと厳しいけど、音もアコースティックで薄いので成立してます。韓流ブームにヘンにのらなくて正解か。

● 大阪レイニーブルース/関ジャニ∞
曲のよしあしは置いといて、ある種職業作家の意地を見ました。これだけジャニーズ勢がチャートを席巻してる中、他とかぶらないように関西イロモノ的楽曲でデビューしたものの、第2弾どうするの?と余計な心配してたが・・・間奏のギターの泣きの入りまくりとか出来すぎ。

● 愛のバクダン/B'z
B'zのレビューも久しぶりだな〜。というか、ここ数曲ツッコミようのないマッスルソングばっかだったから(^^)。今回も稲葉氏は叫びまくりだが、アレンジがリフ主体だったりギターのこれみよがしな早弾きが減って、松本氏の音に変化を感じました。でもバラードが聴きたい・・・

● 夢見る頃を過ぎても/氣志團
今年1作めはアニメ映画主題歌(ジャケットもそれ仕様^^;)。昨年の紅白などのテレビ解禁で全国的な知名度が上がった分セールスに繋がるかと思ったが・・・曲もいつもと変わらずイケイケなだけに、歌の内容が健全すぎて物足りないのか、これ以上メジャーになれない宿命なのか?

● feel my soul/YUI
デビュー曲が月9主題歌にいきなり起用の17歳。一聴して、完全に音楽的バックグラウンドが洋楽だと思った(ラブサイケデリコあたりの後継?)。本作のヒットはよしとして、今後はアルバムで世界観を伝えて固定客を掴むのが得策。昨年の光永亮太の轍を踏まないためにも(苦笑)。

● いつか・・・/清木場俊介
EXILEのボーカルSHUNのソロ活動第1弾。アコギのストロークから静かに始まる歌、スローすぎるくらいのテンポ感、他と比べてソロをやる意義はよく見えます。生楽器と声のマッチングも悪くないと思う。歌とは関係ないけど、本名名義が正解かどうかは微妙(名字読めないよ^^;)。

● 偶然という名の必然/ロードオブメジャー
これまた難解な森に迷い込んだ(^^;)。タイトルでヤな予感はしたんだけど、高速テンポでこの内容の詞は辛い。ちょっと考えすぎて道標を見失ってる感があるなあ。メジャー前の方がいい勢いでストレートだったような気がする。チャートも失速気味でいよいよ瀬戸際か?

● Delightful/鈴木亜美
オリコン初登場3位。TV大量露出など完全復活を(無理やり?)印象づけたのが、まずは吉とでたようです。曲も初期のユーロ系で無理な高音を使わず、サビを単調なフレーズの繰り返しにしたのがかえってよかったかも。今はアーチスティックにならずアイドル路線継続を熱望。

● サクラ咲ケ/嵐
順番から行けば「PIKA★NCHI」系のハード路線かなと思ってたらその通りでした(^^)。ファン以外への浸透度では前作(ドラマ主題歌)に及ばずとも、毎回よくできてると思います(こないだ出たベスト盤を聴いて納得)。開花宣言間近まで発売を遅らせたのは1位にこだわったから?

● 変わりゆく空/w-inds.
本当はジャニーズの対抗馬として頑張ってほしいんだけどな・・・「キレイだ」以降守りに入ってるな〜。彼らの場合、メロディアスな曲がさらっと流れすぎて必ずしも武器になってないと思うんだな(嵐と逆にこっちはラップなしだし)。そろそろ激しいダンスが合うハイパービートを。

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