J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 最近知名度の低いアーチストが突然チャート上位に来て「この人誰?」ってこと、多くありませんか。高橋瞳、HIGH and MIGHTY COLOR、Rie fu、有坂美香などなど。共通点は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」というアニメのオープニングorエンディングテーマということ。約2ヶ月周期で2曲が変わっていくため、計算上毎月どれかの曲が発売されていることになります。某レコード会社の
当てた鉱脈とはいえ、おそるべしガンダム。
 これに便乗してか、先駆けの名探偵コナンや「ねぎま!」シリーズに加えて、ガオレンジャー、仮面ライダーシリーズまで主題歌に力が入ってきました。ゲームタイアップも好調。チャートは今「アキバ系」が席巻中?

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2005年5月分

● 君の声/アンダーグラフ <今月のイチオシ> 
「ツバサ」で注目のバンドの新作。自ら続編と言うくらい世界観を引き継いでます。春に聴くには正直リズム重いなって思ったけど、意外と誰ともこのポジション被っていないのかもね(意外とミスチルあたりと近い?) もっといろんなテンポの曲聴きたいな。

● DO THE MOTION/BoA
今年初シングル。春らしくアップテンポかと思ったら、これまでになくオトナな路線。強くたくましい?イメージがあったから、この曲自体が大ヒットしなくても長い目で見て転機の曲になりそう。新境地へのチャレンジは評価したい。前作「メリクリ」の健闘で売り側も自信ついた?

● WANT ME,WANT ME/安室奈美恵
こちらも今年初。中近東っぽいアレンジはこれまでにない試みだが、相変わらず言葉詰め込みのラップライクな曲。英語の多用も言い回しの早さについてくのが精一杯で、発音どころじゃないのがすごく気になる。そろそろこの路線にこだわるのはやめた方が・・・(と書くの何度め?)

● ダンシング/倉木麻衣
タイトルどおりダンス路線だけど、リズム以外は明らかに生音寄りにシフトしています。これが彼女にとって正解かどうか、個人的には微妙なところ(これだけ薄いアレンジでも声が負けてるんだよね)。ライブ経験とともに陥りがちなサウンドの変化が失速の原因にならなきゃいいが。

● リルラ リルハ/木村カエラ
3rdは某携帯CMで本人出演&大量OA。明らかにブレイク狙いで照準をあわせて来たね。CMフレーズだけ先に作ったような構成、音はハードだけど適当に整理されたメロ(言葉数少な!)。彼女の持ち味からそう遠くない路線だから、次のアルバムまで勢いを持続できればいけそう。

● FEEL/BEAT CRUSADERS
一聴した印象はまったく洋楽と変わんないですね。売れ線的要素が多分にあった前作「HIT IN THE USA」よりゴリゴリのロックなのに、電子音やちょい懐かしめのシンセが入ってたりとミクスチャーで我が道を行く感じ。オリコン13位。勢いのある今はこれでいいのではないかな、と。

● My Way/Def Tech
ハワイ育ちのShen(詞)&幼少時から洋楽にルーツを持つMicro(Vo)のユニット。ティーンから絶大な支持だとかで、時代も変わったなあと(^^)。Dragon Ashあたりと対極の「ライトヒップホップ」がひとつのジャンルとして確立しつつあるのだろうか。BGMに聴く分には完全に洋楽。

● Keep It Goin' On/三浦大知
アイドルグループ・Folderに元在籍した男子メンバーといえば思い出す人もいるかな?。休業は何でも声変わりを待っていたとか。ソロ第1弾はキーも落ち着いてR&Bのバックトラックに違和感ない透明ボイス。でもこの手も出尽くし感があって何か新鮮味に欠けるんだよなあ。

● New World/L'Arc〜en〜Ciel
海外での活動も活発なラルクの新作は、シングルでは稀なyukihiro作曲。これまでリミックスなど+αでの活動が目立っていた彼だが、キャッチーなメロディーに王道バンドサウンド。再開後全盛期の勢いを取り戻しつつあるのも、メンバー間の刺激がいい方向に作用してるからかな。

● OVER/HIGH and MIGHTY COLOR
前作「PRIDE」リミックス盤のひとつを先日たまたま聴きました。音がリズムのループ中心のスッキリした感じで(ラップ部分も縮小されてて)ちょっと見直した(^^)。今作は全く前作の延長線上。違うのはガンダムのタイアップがないことだけ。さて売上げどうなる?

● 僕たちの行方/高橋瞳
こちら最新型のガンダム主題歌。宮城・塩竃の現役高校生、よくもまあオーディションで発掘してくるもんだ(苦笑)。相川七瀬系の硬質な声、背が小さいのに目力が強いところは先輩のT.M.Revolution西川に通じるところも。デビュー曲としては上々の出来では?

● 全力少年/スキマスイッチ
 アジカン、レミオ、そしてアンダーグラフとの差別化をどうする?と個人的に興味持って見てたが、こちらはあくまで健全&ロマンチスト路線を通すようですね(^^)。見た目とのギャップ上手く使ってるよね。下世話なタイトル含め今後も何かやらかす期待大。

● 大阪 恋の歌/モーニング娘。
最近コメント書く気も起こらないモー娘。だが、これってシャ乱Qの詞の世界そのまんまでないかい? 関ジャニ∞の健闘に刺激されたのかもしれんが無理ありすぎ(だいたい関西メンバー今いるの?)。矢口脱退&石川卒業&新メンバーと話題だけで持ってる感じ。

● Heroine/玉置成実
鈴木亜美復帰で路線競合のあおりをまともに受けそうな彼女。新作は少しロック寄りなアプローチに変えてきたけど、つかみもインパクトもなく曲がつまらない(苦笑)。ビジュアル含め中途半端に変えるなら、むしろ大胆にバンドサウンドとかにしてもよかったか?

● 愛より速く/郷ひろみ
3年半ぶりの芸能活動復帰。突然の離婚発表。そして来日(!)後ほとんどの音楽番組を荒らして帰って行った韓流スター並みの露出にまず感動(もう50歳前だもんね)。曲は良くも悪くも洋楽の日本語カバーという感じ。歌詞に「GO GO GO!」入れてほしかったな(^^)。

● あたらしい季節へ/Lead
最近先輩のw-inds.よりいい歌ってるかも、とちょっと注目。今回も河口恭吾が楽曲提供。この組合せに関していえば、例えば小田和正みたいに誰が歌っても「小田メロディー」ってならないことが判明。曲は◎だけどファン以外まで巻き込むまでには至らなかったみたい。


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