J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 このREVIEWを先行してお送りしているメルマガが100号に到達しました。音楽系のコンテンツはいくらでも情報源があるだけに、部数が減りつつも5,000部近い発行部数があるのは実はかなりすごいことらしいです。自分ではまだまだ可能性を秘めてると思ってるんだけど。
 で、同じくJ-POPを盛り上げようとしているメルマガとの連動コラムなど新しいことも始めています。これを機に興味を持ってくださった方、ぜひ一度登録して読んでみて下さい!ちなみに今月のイチオシは前号で紹介したアンダーグラフの「君の声」です。アルバムもなかなかいいのでおすすめ!

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2005年7月分

● STEP you/浜崎あゆみ 
意外にも両A面扱いは初だとか(マキシは結構出してたけどね)。で、さらに意外にもサビが英語。日本語詞にこだわってた彼女に何かあったのか、某P社のCMタイアップの妥協の産物? とにかく今回、アップテンポだけどツカミもあっていい意味で次のステップに移ったことを実感。

● Tomorrow's way/YUI
月9主題歌で幸運なデビューを果たしたティーンの2nd。今回もタイアップありとはいえ、このサビのファルセット、誰かと被ってません?(悔しいけど思い出せない...) 強い言葉を選んでるわりにボーカルが細いのが最大に厳しいか。もう1作聴いてから判断か。

● たしかなこと/小田和正
もう前作との比較も意味ないところまで来ちゃったね。50歳台後半にしてこの声と曲作りへのモチベーションを保ってるだけですごいとしか言いようがないんだけど、曲はもう同じにしか聴こえない(^^;)。売れる曲を本気で研究したと公言していた「キラキラ」の再現はもう無理?

● RUN☆RUN☆RUN/HIGH and MIGHTY COLOR
同じアップテンポでも前2作と違ってメジャー展開。張ってた高音も適度に力が抜けて、一瞬聴いた印象が別のボーカル?って新鮮でした。編成からいって音がラウド&マシンガンボイス(←っていうらしい)担当がやかましいのは仕方なしとして。これ聴いて下げ止まりの気配が。

● Dreamland/BENNIE K
エッジの効いた音、持ち味のダンサブルなノリ...これだけでヒット確実と思うんだけど、意地悪な書き方をすればCMの30秒以外は跡付けな気がする(特にラップ部分)。言葉を聴かせるグループじゃない分、これを単調と取られるとちと辛いな(BGMには申し分ないっす)。個人的には前作の方が◎。

● お願い!セニョリータ/ORANGE RANGE
「ロコローション」の別バージョンですね(っていっても全否定できないはず)。タイアップとかレコード会社の事情は無視して、これでアーチスト寿命1年は縮まったね(苦笑)。意味不明な言葉遊びの韻踏みに世間が飽きた時に上手く抜けだせるか、正念場は意外と早く来そう。

● KISS or KISS/北出奈菜
タイトルにサビ始まりにドラマタイアップ、間違いなく今作を勝負作と位置づけていただけに(実際狙いは間違ってないと思う)、この消化不良のセールスをどうみるか。本人の認知度orキャラ不足のまま見切り発信してしまったのが原因か。誰路線狙っての作品なのかがせめて見えてくれば...

● Japanese Girl/hitomi
久々に「やっちゃたね〜」な出来。あみーごが復活し、玉置成実が踏ん張り、島谷ひとみも被ってるこのジャンルに彼女のこの曲の出番は?せっかくガレージロックっぽい世界で定着しかけたのに(これって英語曲のカバー?) とにかくピークを同じくした高橋尚子と同様フェードアウトの予感が...

● DAYS/FLOW
前作「Rookie」が王道発揮にもかかわらず売行きいまいち。バンド淘汰の崖っぷちかと思われたが、今作の4つ打ちで復活の予感。いいと思った方、こぼうずイチオシの前々作「Life is beautiful」も是非聴いてほしい!ツインボーカルがバンド生き残りの意外な要素たるか?結果は次作かな。

● へその緒/SOFFet
音的にはケツメイシ、ネタ的にはSoul Campの2番煎じ的楽曲になって厳しいタイミングで出しちゃったね。個人的には和のテイストをうまく取り入れてるし、詞も聞こえるように大事に歌ってるところは好感持ってるんだけどね。アクがないのが悪い方に出てるのかな...

● ビロードの闇/KinKi Kids
彼らのシングルでは初の林田健司作曲のはず(SMAP「青いイナズマ」「10$」の曲提供と言った方が通りがいいかな)。で、珍しく引っかかりのない凡作。新境地のエスニック路線を狙ったんだろうけど、詞もいまいちかわからんし、ふたりのボーカルにはあってない気が...

● おかん/キングコング梶原
誰も取り上げないまま消滅してしまいそうなので(苦笑)。HIPHOPって、バックトラックがしっかりしてたらどうにかなんねんな、っていい見本。J-POP&歌謡曲で育った僕には「BIG MAMA」(Soul Camp)よりこっちに母への感謝愛を感じました。もちっとなりきって歌ってもよかったんじゃない?

● 夢のチカラ/上戸彩
今やCM女王いっても過言ではない多忙な彼女。主演ドラマ(しかもスポ根もの、意外とウケてるんですね)主題歌ということで、流れ的には売りたいところだけど、こんな高いキーで歌わせる必要あったの? 高見沢さんもう少し簡単な歌にするなり考えてあげてほしかった...

● 未来の花/LIV
早く俳優に専念してほしいひとり(今回自分のドラマ主題歌でなかっただけでも不幸中の幸い)。CDで聞く以上に生の音楽番組はきつかったっす。高音のがなり声に日本語の発生などすべてがなってないんだよね(帰国子女ってことでこれまで英詞が多かっただけに余計目立つ)。

● ひとり/中島美嘉
彼女の売り方についてはあえて書きません(^^;)。ただ、今回はテレビに一切出ないパターンだろうな。わざわざアルバムからリカットするということは映画か何かのタイアップ? 歌は安心して聴けるけどシングルとしては物足りない気も。

● 涙の続き/華原朋美
本人は「過去の恋愛体験を乗り越えて」とか言ってたけど、KEIKO(globe)あるいは小室哲哉へのあてつけか? そのわりに詞は久々登場の仕掛人・秋元康だったりするし、歌以前にプロモーションで過ちを犯してると思う。せっかくCM出演も決まったり復活基調にあったのに余計なお世話?

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