J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 先月から音楽ブログをはじめたり、メルマガ連動コラムをやっている発行者と会ってきたり、7月はJ-POP関連では激動の1ヶ月でした。なかなか自分の活動の方にはフィードバックできなかったけど、それはこれからかな?

 あとチャート面でも、GLAY×EXILE、ラルク、サザン、バンプの4強激突などあって面白い月でした。結局登場週の順位はこの順番だったのですが、8月はあゆからスタートして順当に1位が読めそうな発売予定で個人的にはちょっとつまらない(^^;)。やっぱり(特に連続しているアーチストにとって)1位獲得ってのはそんなに重要なのかな?

 週間チャートと一足早いレビューをお届けしているメルマガの方もチェックしてね。登録は→  http://www.mag2.com/m/0000122141.htm 


2005年8月分

● 生きてこそ/Kiroro <今月のおすすめ1> 
最近は結婚の話題が先行しましたが、地味ながらいい曲書き続けてると思います。今回は母になったことを思わせる、いのちを感じさせる詞が特にいい。後半に向けてのアレンジの自然な盛り上げ、ボーカルのかけあい具合もなかなか。オリコン30位台がもったいない...

● SCREAM/GLAY×EXILE <今月のおすすめ2>
「1+1=∞」の可能性を感じさせる予想以上の出来。EXILEの方はZEEBRAとかコラボ慣れしてる部分もあるだろうけど、王道ロックのGLAYとどう絡んでいくか注目してました。で、先輩格のGLAYが少し引いたことで両者の魅力が際立つ結果に。ビジネスでやってないことが曲から伝わった!

● 夢のチカラ/上戸彩
ドラマが好評だったために主題歌も異例の非アイドル的ロングヒットをしたが、まあ結果オーライ。アルフィー高見沢氏提供の詞曲に完全に声が負けてます(間奏のギターソロはまんまアルフィーだし^^;)。彼女にはキー設定が高すぎるのでは? フォロワーが出てこないからいいようなものの...

● and I love you/Mr.Children
「4次元〜」の解釈、難しすぎ。好調時のミスチルは高音部に言葉を詰め込むキライがあり(名もなき詩etc.)、唯一それを我慢したと思われるこの曲も「I love you」のファルセットをこのキーに設定した意図が読めませんでした。最後2回だけ地声なのに。でも4曲の中では最も自然でした。

● 未来/Mr.Children
今回の4曲マキシでは最もシングル向きと思われるが、桜井氏の作りたかったのはサビ前までのブルージーな曲調ではなかったんだろうか。サビ(のCM部分)だけがあとから取って付いた印象がどうしても拭えない。詞はまさに名は体を現す彼の真骨頂。いちファンとしては可もなく不可もなく。

● 十六度目の夏/平川地一丁目
1回聞いてあ然。まるで別人のように声変わりが...これじゃヘタしたらサスケやゆずよりもキー低いかもね(^^)。ということで高校生の作るただの弾き語り曲になってしまいました。三浦大知の時もそうだけど、男性ボーカルはデビューさせる時期も考慮しないと笑えないことに...

● 永遠の夏/サスケ
前作「青いベンチ」で注目のフォークデュオ。高音からメロが入るため、一瞬「こんな線の細い声だった?」と思わせるが、貫禄の出てきたゆずらにないいい意味での繊細さを大事にしてほしいところ。タイトルが逆説的なところも狙ったか(^^)。裏声はちと辛いけどがんばれ!

● かげぼうし/sacra
昨年「イエスタデイ」で注目。ブレイク間近と思われたが、その後なかなか浮上せず個人的に残念。今回もバンド音にとらわれない歌を聴かせるアレンジ、ちゃんとした日本語詞で、夏の夕暮れに合ういい曲だと思うんだけどなあ。何かが足りないのかもしれないけど...

● 夕顔/cune
このバンドもいつブレイクかと待ってるんだけど、今だにhitomi「SAMURAI DRIVE」の元歌バンドという肩書きが外れないのがね...超スローテンポに言葉をかみしめるように一字一句繰り出されるサビはこちらも夕暮れ向きかな。声にも個性があるしもっと売れていいはず。

● マワルソラ/矢井田瞳
デビュー当時はエレキのイメージだったけど、アコギの方がしっくり来る曲調にシフトしましたね。彼女のファルセットと地声の微妙な変わり具合ってある意味強力な武器だと思うけど、それが最近思ったほどセールスに繋がってなくて少し残念。曲はタイトルどおり空間が感じられて◎。

● Here I Am/globe
ひさびさの新曲だと思ったらいきなり「港町〜」の歌い出し。あれだけサビ頭でいかに「ツカむ」かにこだわっていたTKらしくないなあ。肝心のサビもあれってうちに流れて終わってしまうし、Marcに至ってはその存在意義を疑う扱い。時代に残されたことをまざまざと証明した感が。

● エル・ミラドール〜展望台の唄/nobodyknows+
ヒップホップは正直レビューが難しいけど、この曲はCMで流れてた時から彼らの王道路線を感じて気になってました。他のグループとの違いはひたすらラップのみで押しまくるところだけど(何せMCが5人!)、これはこれで個性。その意味ではハイテンポな今作のような方が合ってるのかも。

● UTAO-UTAO/V6
結成10周年。そろそろ「WAになっておどろう」以来の代表曲がほしいところという意気込みはわかるが...詞を手がける御徒町凧(森山直太朗の詞の共作)の言葉選びがちょっと突拍子をつきすぎている気が。時代性を求めるならこの方向でいいんだろうけど、曲とのミスマッチが気になる?

● BANG! BANG! バカンス!/SMAP
世界水泳テーマ曲&作詞クドカン。前作のE.クラプトンで肩透かしを食らった感じだけにタイアップも万全の体制で来ましたねえ。ところが根が関西人の僕には「バカバカ」の連発がどうしても気持ち良く聞けない。しかもここ数曲でソロが一番厳しいね。ほっといても売れるんだろうけど。

● Link/L'Arc〜en〜Ciel
彼女の売りラルクはいつもコメント書くの難しい(^^;)。ただ最近の連続リリースは曲ごとに狙いがはっきり見えててバンドとしては好調な証だと思う。映画「鋼の錬金術」タイアップだが、ここ数作では最もポップでわかりやすい部類。映画ファンの耳に入ることも多少意識したのかな?

● BOHBO NO.5/ザンオールスターズ/
本人は「昨年の「君こそスターだ」から一転、エロ路線へ(ちなみにJALタイアップ)。C/W曲はTOYOTAだけど逆は企業イメージとして許されないんだろうな。で、肝心のサビの詞があまりにも意図不明(意味不明はまだ許されるが)。それにこのタイトル、地方によっては放送禁止なのでは?


 戻る 



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送