J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>
 7月はブログつながりの音楽仲間との出会いがあったり、その前に某アイドルを巡っての大論争があったり(1日1万PV、コメント20件近くついた時はさすがに疲れた...)いろいろありました。メルマガやブログを始めてから、ネットつながりの人間関係の比率があがってきた気はするけれど、会ってしまうとそこで逆に関係が止まってしまうことも。今は、適度な距離感なりお互いの気持ちの盛り上がりを大切にして続けていくことがベターなのかな、と思うようになりました。

 このレビューを書いているメルマガも5000人近くのアドレスに送られてるんですもんね(ゴミ箱直行もきっと何百とあるんでしょうけどね)。このつながりは大事にしていきたいです!

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2006年7月分

● 降りそうな幾億もの星の夜/RAG FAIR<今月のおすすめ> 
 RAGとしては約1年ぶりシングル。つけいる隙なしのロマンティックソング。コーラス以外の音は最小限におさえて彼らの持ち味全開です。でもね、彼ら、真面目にやるほどセールスに結びつかないんだよね。過去の売上TOP3は全部アップの楽しい曲ばかり。今作もオリコンチャートベスト10ならず(^^;)。

● ユビサキから世界を/アンダーグラフ<今月の次点>
 RAGに輪をかけて地味地味に活動中の彼ら。「ツバサ」の頃のようなキャッチーなメロもテンポもだんだん影を潜め、まるでアルバムに埋もれそうな佇まい。個人的には世界観とか深くて真摯で共感できるんだけど、そこまで一般リスナーがたどり着けない環境に今いるのが残念。次のアルバムが正念場か。

● SPLASH!/B'z
 今年早や3作め。初めてDVD特典の違う複数種発売に踏み切った販売手法は置いといて、前2作よりキャッチーさは明らかに後退。和音に対し微妙な音階で留まっているメロディーは、ここんとこわかりやすい方向に来てただけに個人的には惜しい。ま、3作続けて聴くとうまくバランスは取れてる気もするが。

● 恋のつぼみ/倖田來未
 「エロかっこいい」とは違う一面とドラマの内容のリンクはうまく行ってると思う。もともと多作でセールスを伸ばして来たアーチストなので、本来代表作にしたかったところなのだろうが...あの関西弁は首都圏のファンに正しく受け入れられたんだろうか、そこだけが不安。オリコン初登場2位。

● ALL HANDS TOGETHER/中島美嘉
 昨年南米を襲った「カトリーヌ」チャリティー作。作品自身にも彼女の音楽のルーツのひとつであるゴスペルやニューオーリンズへの想いが込められています。ただ、一部作詞参加もしてるんだけど、あまりにストレートで完全にプライベートソング化してしまってる(賛否両論あるところかな?)。

● milk tea/福山雅治
 ここ4,5年の福山くん、起伏がなくて面白くありません(苦笑)。今回も第一印象はまさにそうだったんだけど、なぜだか女性詞が妙にはまってて噛めば噛むほど系の曲だなーってのが印象ですかね。タイトルは無理やり1ヶ所だけ出てくる小道具を持ってきた感ありあり。大御所入りに向かって一直線ってか?

● ハリケーン・リリ、ボストン・マリ/AAA
 元THE HIGH-LOWSのギタリスト真島昌利作詞・作曲。うーん、これまでは打ち込みダンス路線で来てたのに別人のように歌が変わってる。まだどの声が誰かわからない状態で、ここまで方向転換してしまうとAAAの歌であることすらわからない。元気なだけが共通項でビジョンが見えてこないユニットだねえ。

● ハイファイ メッセージ/Every Little Thing
 前作「azure moon」よりはややテンポをあげて軽やかな感じを出してきた。狙いは合ってるんだけど、ボーカルがどうしようも変化しないんでユニットとしての賞味期限をそろそろ感じるなあ。いっそのこと「jump」のように弾け切った方が得策だったのでは? ちなみに髪も切ったら完全におばさん(苦笑)。

● バイマイメロディー/平井堅
 バカ売れした(^^)ベスト盤「歌バカ」以来の作品。前作「POP STAR」での自信を踏まえて、延長線上にあるポップス路線...のはずなんだが、PVはエロエロのマッチョマン&水着ねーちゃん、本人もグラサンかけて歌ってる。あれを見てから作品単体での評価ができなくなってしまった...プロモーションミス?

● ガラスのパンプス/後藤真希
 ひさびさにマイナーアップテンポ。カバー含めいろいろ歌を回されたけど、ゴマキにはこの手のマイナーアイドル歌謡が最も合ってると思う(実際少しだけどセールスも復活したようだし)。しかし変に歌にクセのついたあややや活動自粛から復帰中のなっちとの待遇の差は広がるばかりに見える。なぜ?

● Flower/伴都美子
 元Do As Infinityボーカルのシングルデビュー曲。はっきり言ってDoAsとの違いがわかりません(苦笑)。解散からデビューまでのブランクも微妙だし。曲は軽快なアップテンポ...とでも書いとけば間違いないか。そのくらいうわべをするっと流れる感じで何か残らないです。これからどうする?

● 抱いてセニョリータ/山下智久
 いろいろあって(苦笑)活動休止中のNEWSの顔がドラマ主題歌でソロデビュー。初動40万枚売りました(B'zと同時週なら完勝!のハイレベル)。今どきのジャニーズ勢でも珍しいくらいティーンを意識した詞&80年代的正統派歌謡ポップス。微妙な歌唱力を含めて、まだこんなに需要あったのね〜と妙に感心。

● 花よ踊れ/中森明菜
 新曲発売よりドラマ途中降板はないのか...とそっちの方がヒヤヒヤですが、ここ何曲かは、彼女の持ち味を生かした作品に恵まれてると思いますね。生で聴いた時は「男か?」と思いましたが、今や低音を聴かせることのできる稀有のボーカリストですからね。オリコン初登場30位はもったいなかったな。

● GO MY WAY/hitomi
 ここ数曲の路線迷走から抜けて、ストレートなポップロックの方に舵を戻したのは正解だと思う。ただ、とうに旬を過ぎてしまった彼女を、テーマ性も必然性もなくなぜ今ドラマ主題歌起用?という謎が個人的には残るが...オリコンでは初登場20位台に乗せるもタイアップとしては不合格か。

● HEY! FRIENDS/藤木直人
 某自分のブログではドラマともども酷評してしまいました...オリコンでは自身2度目のベスト10入りを記録(初めてじゃなかったんだ^^)。ドラマの方も回を追うごとに評価を上げているよう。曲とドラマの連動性は◎のようです。ただギャルサーをバックに振り付けながらギター吊るして歌う彼はどうも?

● 風船ガム/キャプテンストライダム
 作詞家・松本隆に発掘され、作詞&プロデュースも彼が参加する3ピースバンド。一応上昇株らしいのだが、一番時代錯誤でイケてないと感じたのがその詞だった(苦笑)。加えてアイドル的バンドを目指すのか(今のところそうにしか見えない)の方向性も不明確。声もフツーだしかなりてこ入れが必要な気が。


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