J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>

 ここでは「J-POP週間チャート」の11月月間チャート発表!

1.旅立ちの唄/Mr.Children
2.花の名/BUMP OF CHICKEN
3.weeeek/NEWS
4.メーデー/BUMP OF CHICKEN
5.蒼く 優しく/コブクロ
6.Ultra Music Power/Hey! Say! JUMP
7.LAST ANGEL feat. 東方神起/倖田來未
8.もう君がいない/FUNKY MONKEY BABYS
9.ここにいるよ feat.青山テルマ/SoulJa
10.茜色の約束/いきものがかり

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2007年11月分

● weeeek/NEWS  <今月のイチオシ>
 活動再開後「星をめざして」に続く新曲は、何と旬のグループ・GReeeeNの楽曲提供。もちろん他アーチストへの提供は初、しかも「weeeek」ってタイトル自体が名前とリンクしてるというアイデア、ひさびさにヤラレタって感じです。でもって曲は「愛唄」「道」路線そのまんま。あとでセルフバーするのまで見えてくるくらい王道路線です。山Pのソロ以外はよくできてるし(^^;)、サビの「日曜〜」のところが字余り的でに耳に残るし、今年の傑作10選入り決定?

● 海原の月/安藤裕子  <今月の次点> 
 日本酒のCMでその声の存在感が注目されたシンガーソングライターの約1年ぶりシングル。映画「自虐の詩」タイアップはあったものの、オリコン初登場12位とこれまでにない好スタートを切りました。ゆるやかに流れていくメロディーと、ちょっとけだるい彼女の声が非常にうまく溶け合っていると思います。タイトルの「海原」は、どっちかっていうと月の光をゆらゆらと映し出している水面のイメージかな? 今後の作品にも期待大。

● もう君がいない/FUNKY MONKEY BABYS  <今月の次点その2> 
 今年3作めのシングルは初のスロー&失恋系ソング。サビの部分は2MCの大合唱?で切ない度はやや足りないな、って感じだけど、ラップ部分の詞はいい意味でこれまでの親近感が失われていなくていいです。ちなみにこないだ見たCDTVでは、DJケミカルがほとんど映ってませんでした。アッパーなナンバーでは踊りまくってた彼の映像はこの曲に限っては邪魔ということか? ここで前作並みの結果が出せればTOP10定着しそうかな。

● 花の名/BUMP OF CHICKEN
 こちらも約1年ぶりシングルで「メーデー」と同時発売。映画「ALWAYS 続 三丁目の夕日」,主題歌でヒットは約束されたようなもんなんですが(でも初代映画主題歌のD-51は見事にコケタ^^;)、何より曲が感動的。特に楽曲オファー時に監督から細かい指示はなかったそうですが、時代を感じさせつつ普遍的、繊細ながらダイナミックという相反する要素を含んだ奥深い曲に。とっつきにくさもいい意味で感じさせなく、また名曲になりそうです。

● サヨナラ/佐藤竹善
 彼がソロワークで長年やってきているカバーのアルバム第4弾の先行シングル。このタイトル、いろんなアーチストの曲が浮かぶけど、意外にもGAOのヒット曲でした(もう10年以上たつのかな、結局この曲しか売れなかったけど・・・) で、原型を明らかに崩してるわけじゃないのに、完全に彼の作品になってます。やっぱり特徴あるボーカルの力なんだろうか。もっと評価されていいと思うんだけどね。

● 小さな掌/Aqua Timez
 初のドラマ主題歌&2ndメジャーアルバム先行シングル。テンポ感といい、描かれてる歌世界といい、これまでの彼らの流れから言うとかなり正統派に入る曲です。彼らの世代に共通することなんだけど、音階があるようなないような、詞を抑揚つきで読むようなフレーズが普通に出てくるんですよね。曲の長さを考慮するとすごい言葉量です。キャッチーさでは過去2作に足らない気もするけど、これはこれで聞き込む曲としてはアリかな?

● Urban Mermaid/伊藤由奈
 これまで映画、ドラマとタイアップが続いていたが、今回初のCMソング。明るいポップスを基調としつつ、タイトルのとおりUrban=都会的、Mermaid=人魚→海 という2つの要素を盛り込んできました。海の方は「Mahaloha」のハワイつながりもあるんだろうけど、都会というキーワードにはいまいちピンと来なかったのかな? 前作を下回る出足に。もうひとつ突き抜けないのは何が足りないからだろう?

● 旅立ちの唄/Mr.Children
 最近本当に邦画の、しかも大型タイアップが多いです。ミスチルもついに新曲が話題のケータイ発小説「恋空」主題歌に。曲はアルバム「Home」の流れを組む、わりと穏やか路線のポップス。最近目立つ、軽く放り出すような桜井のボーカルスタイルも至るところに目立ちます。音楽的環境含め充実している証なんだろうけど、僕的にはそろそろ過激で高音ギリギリのところで勝負している彼らも見たいかな?

● DAYBREAK’S BELL/L'Arc〜en〜Ciel
 ラルク連続リリースの第3弾は機動戦士ガンダム・新シリーズの第1弾タイアップ。書下ろしではないんだろうけど、ちょっとダークな世界観とのマッチングは悪くないと思います。キャッチーさから言うと、シングル前2作の中間くらいかな。Aメロなのにドラムが変則だったり、逆にサビがすっとながれたり不思議なアレンジ。このあとXmas用曲を挟んでいよいよアルバム登場。ファルセット多用のイメージがあるんだけど、全貌はどんな感じだろ?

● LALALA feat.若旦那(湘南乃風)/加藤ミリヤ
 ヒップホップとR&B系アーチストのコラボ、すっかり珍しくなくなりました・・・最初に感じたのは明らかに加藤ミリヤのテコ入れだよな〜ってこと?(K×ET-KING以上に接点のなさを感じる・・・)。曲のトータルイメージは加藤よりなんだけど、若旦那のラップが入ったとたんにサウンド軽めの湘南乃風になってしまって完全に分離しちゃってます。いい感じのSoulJa×青山テルマが同時期にヒットしてるから、余計そう思うのかもしれないけど。

● 恋をしている/Every Little Thing
 ELTひさびさのバラードはサッポロビール「冬物語」CM。アーチストパワーは一時期より衰えたものの、CMや雑誌等での存在感はやはり同世代のアーチストの中では抜けている感じですね。今回に限っては変わった歌い方に合っている曲だと思いました。柔らかいソフトフォーカスな映像がイメージできるし。C/Wは槇原の十数年前の同CM曲カバーというのもイキ。

● 永遠の詩/中島美嘉
 復活の兆しを見せた「LIFE」に続く新曲は、作詞にTHE BOOM・宮沢和史を迎えたレゲエ調ナンバー。おそらく彼女の得意領域だと思うんだけど、セールスは元の水準に戻ってしまいました。「NO MORE CRY」「ALL HANDS TOGETHER」あたりに比べると、民族調の曲を消化してる跡は見えるけどね。歌いたい曲=売れる曲でないのが難しい・・・

● 超える/GRAPEVINE
 彼ら、相変わらずマイペースな作品発表。今回もメロディーの流れとか、ほとんど手癖の領域ですが、構成が比較的シンプルにまとめられているのはシングルを意識してのことかな。「超える」というタイトルの潔さといい、やや明るめの印象といい、従来音が届いていた範囲の外へも投げかけようという動きがあるのかな、というものを感じました。ただオリコン最高位はだいたいいつものところでTOP20のちょっと下でしたが(^^;)

● SUPER LOVE SONG/B’z
 オリコンシングルチャート40作連続1位を獲得。相変わらず衰えを見せません。今回も「SUPER」なる強い言葉を持ってきたとおり、鋼のようなガンガンなロックになってるんだけど、新鮮味という意味ではほとんど極めつくした感が(まあ本人達がやりたい路線なんでしょうけど)。完成されすぎてつまらないオブジェを見ているようなそんな感じ? 細かいことだけど、今回はジャケットまでスーパーマン&メタル調に徹底されてるんだね・・・

● Tuning Note/藤木直人
 約1年ぶりのシングルは、なぜか本人主演ではないんだけどドラマ主題歌。作詞をポルノグラフィティの新藤晴一が手がけていることでも話題に。ミュージシャンらしいいい響きのタイトルだと思うんだけど、はっきり言って藤木のボーカルが負けてるなあ・・・ 普通はライトなサウンドが合うとか、デジタル系の方がいいとか傾向が見えそうなもんだけど、彼の声はどんなアレンジでも低音域が乏しいか細い声にしか聴こえない。早く俳優に専念した方が・・・(^^;) 

● 最期の川/CHEMISTRY 
 映画「象の背中」タイアップの新曲は正統派のバラード。でもR&B色は強くなくて、いい意味でふたりの声がメインになっています。彼らも今作の映画中での使われ方や歌世界を意識してか、いつもより歌い上げずにさらっと歌ってる印象なんですが、逆にそこが最近の彼らになくて新鮮でした。昨年はラテン系リズムから槇原的THEポップスまでふれまくったけど、ひさびさにスタンダード性を感じる曲で近年の代表作になるか?
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