J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>

 ここでは「J-POP週間チャート」の12月月間チャート発表!

1.Keep the faith/KAT-TUN
2.聖なる夜に・冬物語/ケツメイシ
3.KISSして/KOH+
4.I Believe/EXILE
5.蒼く 優しく/コブクロ
6.weeeek/NEWS
7.旅立ちの唄/Mr.Children
8.ダーリン/桑田佳祐
9.青春(SEISYuN)/TOKIO
10.RED RIBBON Spiritual Song 〜生まれ来る子供たちのために〜
   /AIDSチャリティProject

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2007年12月分

● 人/GReeeeN  <今月のイチオシ>
 前作「愛唄」&1stアルバムが大ヒットし、今年の「時のアーチスト」となった彼ら。歯学部生との両立は今後どうするんでしょう? で、新曲は例によって「耳に残るサビ+ラップ調のAメロ」のループというよくあるパターン(彼らの世代にはこれが普通の感覚なんでしょうかね)。他のヒップポップ系よりラップ部分は難しくないけど(苦笑)。うーん、個人的には好きなんだけど、「愛唄」もNEWSに提供した「weeeek」もこの曲も、根っこはかなり一緒なんだよね。飽きられないか、それが一番心配。

● 浮世CROSSING/UVERworld  <今月の次点その1> 
 初のドラマタイアップ(日テレ系「働きマン」)。基本的にはAメロがほとんどラップ状態、何となくBメロに入ってサビだけキャッチーといういつもの彼らの展開です。特にアルバムに寄り添ってる感じでもなく。メロディーも最高域を先に決めて、そこの天井にリピートでぶつけてる感じ。まだアルバム2枚、シングル10枚にも届いていないか、ここまで同じ音楽性で固まることもないと思うんだけどね・・・

● 勝利ノウタ/GiFT  <今月の次点その2> 
 広島出身のギター弾き語りデュオのメジャーデビュー曲。プロフ見たら意外と年齢がいっててちょっとビックリしました。アレンジのせいもあるけど、爽やかさはアコギ色を必要以上に前面に出してる感じでもなく、クセのないCHEMISTRYが歌ってるようなハーモニーの美しさもあります。メロディーラインはいいものを持っていると思うので、コブクロやゆず、WaTなどが市場を広げている男性デュオの新顔に名乗り出てほしいですね(^^)。

● 蒼く 優しく/コブクロ
 「蕾」以来約半年ぶりのシングル。これでシングルは5作連続ドラマ主題歌とタイアップ引っ張りだこ状態です。今回もタイアップの関係かバラードが続きますが、サビの後半にかけて盛り上がっていくというよりも、なだらかに波が上下する感じです(一番のヤマは2番後の間奏あたり?^^)。その意味ではタイトルの「蒼く」「優しく」は言い当ててるのかも。欲を言うなら、曲を聴き込ませたいあまり、メロディーラインがどんどん難解になっていることがちょっと心配。

● I Believe/EXILE
 新ボーカルTAHAHIRO初作詞シングルということで話題。基本は前向き&メジャー展開のポップス。バックに鈴の音が鳴っていることでクリスマス感を演出しているものの(苦笑)、アルバム後3枚のシングルは全部メジャー&ミドルアップテンポなんですよね・・・個人的には変化球的な曲がほしかったけど、年末の音楽番組対策なんだろうか? ファルセット比率がさらに上がって難易度が高くなっているのもカラオケ需要的には気になるところ。

● 青春(あおはる)色/音速ライン
 05年メジャーデビューのユニット(元は3ピースバンドだったが、現在はボーカル/ギター+ベースの変則編成)。青春を「あおはる」と読むとおり、最近のバンドよりひと世代前のメロディーラインを持っている印象です。ボーカルの声の線がやや細いのがロックにはどうかな・・・という感じなんで、今作のようにフルアレンジで曲を聴かせる方向にもって行くのが正解なのかも。オリコンTOP30前後まで浮上しており、今後要注目アーチストだと思ってます。

● 聖なる夜に/ケツメイシ
 四季折々を歌ってきた感があったケツメイシですが、冬ソングはシングルでは初だそうです。今回両A面ながら、表題曲はカップルで聴くに心温まるスローナンバー。RYOJIの声は、他のヒップホップユニットに比べて鋭角な感じがしないから、こういうメロウな曲だと持ち味がより一層出てくるような気がします。今年シングル3作め(働いてる^^;)ながら、前2作とは違うテイストを提示できたという意味では◎じゃないでしょうか。

● ポケット/大塚愛
 アルバム「LOVE PiECE」から間がないのにもう新曲発売。今作はもともとはリリース予定がなかったという個人的なラブバラードとのことだが、年末の音楽番組対策?(そのわりにはテレビであまり見ない気もするけど)。以前から気になってたんだけど、彼女の曲ってメロディーの切れ目と詞の切れ目が同じじゃないことが結構あって、時々意味不明瞭な印象を受けるのね。今回すごくそれを感じました。歌ってる世界は好きなんだけどなんか物足りないのはそのせい?

● way of life/V6
 個人的にはいつもいい楽曲をもらいながら、いまいちヒットしないなと思っていたが、今回は好調なドラマ「SP」のおかげ?でロングヒット。曲はシングルにするには超地味なバラード、昨年「HONEY BEAT」を学ラン姿で歌ってた同一アイドルとは思えません(苦笑)。でも初めてこないだドラマを見て、あまりのハマり具合にびっくり。これぞタイアップの醍醐味か(^^)。

● Destination Nowhere/ERIKA
 ERIKA名義では2作め(KaoruAmaneを入れると3作目)のシングル。前作「FREE」同様、基本はロックアレンジのJ-POPで、ボーカルも相変わらず線の細さを感じさせないように重ねてます。個人的にはこういう硬質の音の方がまだ合ってる気はします。ただ、同一人物と推測される某女優の一連の騒動でイメージダウンはかなり激しかった模様。ドラマ主題歌にもかかわらず、3作連続Vはならずオリコン最高位は7位。このあとどうする?

● I SHOULD BE SO LUCKY/mihimaru GT
 80年代後半のユーロビートブーム時に大ヒットしたカイリー・ミノーグの曲をカバー。というよりは、素材を借用して大胆に再構築したといった方が正確か。ベスト盤が出たあと、シングルでもサビのキャッチーさと裏腹にAメロがラップメインで押してくるケースが増えてきたけど、それも一定のヒットを見込めるようになった自信からか。カバーではなく別作品として聞けばなるほど、と思うところ多い興味深い作品。

● KISSして/KOH+
 10-12期ドラマ一番の視聴率を稼ぎ、月9健在をアピールした「ガリレオ」主演の柴咲コウ&福山雅治のユニット。あえて福山は詞曲&プロデュースと裏方に回り、ボーカルは全面的に柴咲がとってます。もともとバラードのイメージが強い柴咲、女性目線の詞を苦にしない福山、そしてアッパーな曲調、いいところを意外性がうまく噛み合った結果のヒットだと思います。しかし福山、ここんところどの分野でもハズレなしはすごいね・・・

● 青春(SEISYuN)/TOKIO
 新曲は長瀬主演「歌姫」タイアップ。これで直近4作中3作がドラマ主題歌(残り1作はフィギュアスケートテーマ曲)、作家陣も中島みゆき→甲斐よしひろ →再び中島→今回は長淵剛と70〜80年代フォーク系譜に並ぶアーチストが担当しています。で、良くも悪くも楽曲提供者印が濃縮されてます。不思議にも、長瀬のボーカルは決して薄味ではないんだけど。今後が長渕がセルフカバーするんでしょうか。次回作は誰が提供?

● Keep the faith/KAT-TUN
 昨日のTOKIOに続いてまたまたジャニーズ×大物アーチスト。彼らの5thは氷室京介作詞曲(おそらくめったに楽曲提供しない人なのでは?) 過去の B'z松本、小田和正の時は、作り手の顔が曲から濃く出てきてましたが、今回は楽曲提供者を伏せられればわからない感じの普通のロック。バンドであろ TOKIOよりもある種、ロックっぽい曲が合ってるかもしれません。それだけに田中のラップパートが、この曲に関してはいらないという気も。

● 愛してない/Acid Black Cherry
 ジャンヌダルクのボーカル・yasuのソロプロジェクト第3弾。前2作は、あえてバンドを違うところを狙おうという音楽的作為が見えたけど、今作は彼の中のポップな部分が普通に出てきた感じ。もともとバンド自体が、若干歌謡曲っぽい要素を持っているけど、彼の音楽的バックグラウンドによるところが大きいのかも。C/Wでフォーク系の名曲をカバーしてきているのも別の意味で興味深い。来年には第4弾も出るようで・・・バンド大丈夫?

● 弾丸ファイター/SMAP 
 昨年唯一発売されたSMAPの新曲は、恒例のテレ朝スポーツタイアップ曲。他のジャニーズ勢がそれぞれカラーを打ち出して面白い作品づくりを見せているのに対し、「難しいところを狙ってる」ことが伝わってしまうのが残念。メロディーもわざとコードの中間を縫う感じだし、タイトルも30歳を過ぎた人気グループが歌う曲としてどうなんだろう?セールスにもややかげりが見えてきたのが気になる・・・
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