J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>

 ここでは「J-POP週間チャート」の1月月間チャート発表!

1.弾丸ファイター/SMAP
2.way of life/V6
3.吾亦紅(われもこう)/すぎもとまさと
4.weeeek/NEWS
5.蕾/コブクロ
6.Wonderful&Beautiful/レミオロメン
7.Keep the faith/KAT-TUN
8.BE FREE・涙空/GReeeeN
9.KISSして/KOH+
10.千の風になって/秋川雅史

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2008年1月分

● そばにいるね feat.SoulJa/青山テルマ  <今月のイチオシ>
 いやー、正直これにはヤラれました。SoulJaの昨年末からのヒット「ここにいるよfeat.青山テルマ」の余韻覚めやらぬうちに、アンサーソングとしてfeat.をひっくり返して発売するとは。しかも「私はここにいるよ〜」のメインフレーズの借用の具合といい、アンサーソングとしてつかず離れずのいい距離感。トラックもクール。これは10代の新たなデュエット?定番曲になるんだろうか・・・

● 目覚めろ!野性/MATCHY with QUESTION? <今月の次点> 
 なんと「ミッドナイト・シャッフル」以来12年ぶりオリコンTOP5入りとなった80年代アイドルの祖・マッチの新曲。今作ではジャニーズの若手バンド・ QUESTION?を従えて、往年のイメージばりの歌謡ロックに挑んでます。上手く作ってるな〜と思ったのは、彼のありえない音域の狭さの中でちゃんとA メロ-Bメロ-サビと展開しているところ。かけあいのボーカルも聴覚上の効果は◎。こうなったら50歳になってもマッチはマッチでいてほしいね、って感じた曲。

● snow tearsw/中川翔子  
 今や菓子パンのプロデュースにまで進出?、ヘタなアイドルよりアイドルの自覚があると言っていい彼女の4th。前作はマジメにアッパーなポップスでしたが、今回もドバラード。彼女のブレイクは、「アキバ系」「ブログの女王」という意外なポジションからJ-POPに進出したところにあったと個人的には思うわけです。で、今後これが本業となると、歌唱力は並以上なんだけど何か+αがほしいな、というのが正直なところかな。でもオリコン2位は素直に立派。

● Baby cruising Love/Perfume
 前作「ポリリズム」がAC(公共広告機構)のCMタイアップから思わぬヒットとなったアイドル3人組(でも結構下積み長くて、ベスト盤が出たあとのブレイクって^^) 中田ヤスタカプロデュースのエフェクトガンガンかかりまくりテクノ路線は踏襲しつつ、今回はテレビでも披露可能な歌ものにまとまっています。ぶっ飛び方では前作に軍配を上げたいけど、本ブレイクを狙うにはこれが正解か。

●早春ラプソディ/RAG FAIR
 アルバム先行シングル。アカペラブームに乗っかって登場してきた彼ら、ブーム去りしあとも良質なポップスを生み出すグループとして一定の地位を確保してます。変に自分たちの声だけで完結させないサウンドに転換してきたのが良かったんじゃないかな。今作もこれってインパクトはないんだけど、BGMとして聴くには非常に心地よく、イメージを裏切らない作品。

● Jasper/木村カエラ
 レビューでは彼女のことをずっと、「女・奥田民生」とか書いてきたけど、今回まったく音的に違うところから攻めてきてビックリ。電気グルーヴ・石野卓球プロデュースのバリバリテクノです。一種ボーカルが音の素材的に扱われてたりもして(彼女の詞にも今回そんな韻の踏み方が見られる)とてもシングルらしくないんだけど、これがどこから聴いても木村カエラ色なのが不思議。いろんなミュージシャンがプロデュースしたがるのがわかる気が。

● WINTERLONG/BEAT CRUSADERS
 第一印象はアジカンとかELLEGARDENっぽくて結構普通にラウドな感じだな〜、でした。全英詞の歌とか、コード進行やアレンジのところどころにバンドの「クセ」が出てるんで、何度か聞くとやっぱり〜って思ったけど。良くも悪くも埋もれてしまいそうな曲。いつもよりピコピコ感が少ないからかな(個人的にはあの混ざり具合がたまらなかったんだけど・・・)。

● anytime/倖田來未
 いろいろあってただいま活動謹慎中の彼女のアルバム先行シングル。限定生産、しかもすぐにアルバムプロモに重点が移ったため非常に影が薄くなってしまったのだが、これまでの彼女にはないささやき加減のボーカルが新境地開拓でGood(今までのカワイイは「恋のつぼみ」系の饒舌はっちゃけな感じがあったので)。たぶんアルバムに入ることでアクセントになる曲だと思ったんだけど・・・それにしても今後の彼女、どうなるんだろう?

● スノウドロップ/森山直太朗
 昨年は中孝介への楽曲提供「花」などで再び評価が高まった感がある彼の最新シングル。「さくら(独唱)」や「生きとし生ける者」のように、圧倒的なボーカル技術が前面に出たタイプの曲ではないけれど、最近の彼のシングルには、地に足がついてきた一種の貫禄のようなものを感じます。日本語の詞を大事にする流れは、大ブレイクしたコブクロあたりにも共通するものがありそう。まだまだここから第2の黄金期を期待したいものです。

● Fate/遊吟
 「あいのり」08年版主題歌は、島根のストリート出身の2人組デュオ(「ゆうぎん」と読みます)。川嶋あいと同じレコード会社ということで、ここから新人ブレイクへの道・・・を作りたい制作側の気持ちはわかるのだが、楽曲も声もあまりに普通。フルアレンジにも助けられており、良くも悪くももう少しアクがないと、番組を離れた途端にファンがいない状態になることが目に見えてしまいそう。

● オーダーメイド/RADWIMPS
 1年以上ぶりシングル、アルバムでの実績、いろいろあるにせよ、オリコンチャート初登場1位にはまいりました。時代は変わっていってるのね〜(^^;)。これまでのシングルの多くと同様に、前半はおさえたアレンジ&語るような歌詞詰まりまくりのボーカル、途中から爆音に移行するんだけど、今回は爆音の尺がかなり短いような(苦笑)。完全にバンドの音なんだけど、構成がループ中心なところに昨今のヒップホップとの共通項を感じます。

● はじまりの歌/大橋卓弥
 スキマスイッチのボーカルのソロ活動第1弾シングル(本人も出演のCM曲)。スキマの楽曲はクレジットが共作なので、個人的にユニットとの違いに注目してたんだけど、手グセのコード進行がないかな?くらいで、詞はともなくメロディーラインも意外に違いがなかった(苦笑)。しいていうなら、作りこんだというよりは自分の気持ちよく歌えるラインに素直に乗ってる、って印象か。2ndも出るようなんで、どっちに振れるか注目しましょう(^^)

● MIRAGE/AAA
 シングル17作めにして、初のオリコン週刊チャート首位を取ってしまいました(とともに1位での売上枚数最低記録も更新・・・)。以前から男女混合アイドル、ダンスユニットとしてジャニーズ勢の対抗馬になることを期待しつつ、メンバーのキャラがいつまでたっても見えてこない(特に男子)のが辛いね。海外でペインティングしたのがニュースになるようではまだまだ先が厳しそう。

● おぼえてる。/HOME MADE家族
 ひさびさの新曲リリースとなった彼ら。その間にヒップホップ系楽曲はGReeeeNやFUNKY MONKEY BABYSなどの台頭でよりポップな方向に傾斜し、彼らにとっては追い風が吹いてるのかな、と思ったんだけど・・・いまひとつチャート面盛り上がりません。せっかくサビはキャッチーなのに、あとをあえてラップ詰め詰めの構成にする必要あったのかな・・・ なんか物足りなさを感じてしまった作品。

● 笑顔の未来へ/エレファントカシマシ
 レコード会社移籍第2弾&アルバム先行シングル。ひさしく地中に潜ってた感じなんだけど、ここに来てまた脚光を浴びてきてるのは彼の持ち味の泥臭さが求められているからか?(^^)(ウルフルズなんかも同じ系統かも) 「テロリスト」とか歌詞に出て来て宮本節全開、タイトルのイメージからは見事に裏切られるけど、聴いた後の印象が不思議と爽やかになります。

● 吾亦紅(われもこう)/すぎもとまさと 
 昨秋くらいから徐々に話題になってはいたものの、年末の紅白出演が決まってから俄然注目を集め、現在オリコン週間チャート2週連続2位。昨年の「千の風になって」再来か、とも思わせる動きなんだけど、ドマイナーなフォーク調、詞は現世の自分への懺悔の想い、ちょっと幅広い層から支持を集めるって感じの曲じゃないかな・・・間違いなく中高年層の今は反映してそうな内容だけど。
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