J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>

 ここでは「J-POP週間チャート」の2月月間チャート発表!

1.そばにいるね feat.SoulJa/青山テルマ
2.LIPS/KAT-TUN
3.出会いのかけら/ケツメイシ
4.オーダーメイド/RADWIMPS
5.anytime/倖田來未
6.BE FREE・涙空/GReeeeN
7.花は桜 君は美し/いきものがかり
8.Baby cruising Love・マカロニ/Perfume
9.はじまりの歌/大橋卓弥
10.snow tears/中川翔子

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2008年2月分

● BE FREE/GReeeeN  <今月のイチオシ>
 彼らにとって初の映画タイアップ。前作「人」の反省を生かしてか、ジャケットは女性の横顔(笑)。曲はBメロにラップメインのパートがあるだけでかなり POPS寄りに戻してきました。実はバックでループしているフレーズとか細かいアレンジが面白くて、相変わらず荒削りなボーカル(^^;)と対照的。彼らの曲って、ギターの音もバンドっぽく聞こえなくて、ある意味音楽配信やデジタル機器で音楽を聴く昨今の流れの象徴的アーチストなのかも。

● Firefly〜僕は生きていく/槇原敬之 <今月のイチオシその2> 
 今年第1弾のシングルはひさびさの映画タイアップ。「ホタル=Firefly」を介して前向きに生きていくテーマを歌ってます。一時期のお説教くさい時に比べて普通にJ-POPとして聴きやすくなっているし、彼の状態自身いいんでしょうね。あとはボーカルのエフェクトやコーラスなどのサウンドの凝り方が抜群。それにしてもこの歌はキーが高くてほとんどファルセット・・・

● HEART STATION/宇多田ヒカル <今月の次点>  
 昨年の「Flavor Of Life」以来、この手のミディアムスロー+打ち込み+やや切ない系の曲が続いている彼女。ちょっとここまで続くと、違うパターンの曲が聴きたいとも個人的には思うんですが。設定がポルノの「ミュージック・アワー」みたいだし、タイトルはORANGE RANGE「君 station」とかぶってる。で、最も驚いたのはサビの「ハートステイション」に音符を7つ当ててること。これ完全にカタカナ読みですよね。「Automatic」の頃からは想像できない・・・

● be with you./BoA
 話題の映画「犬と私の10の約束」映画タイアップ曲。映画との関連性は、主人公の犬とヒロインが最後の最後まで一緒にいるよ、って交わした約束つながりなのかな・・・くらいでした。最近のバラードは結構力入りまくりだったんだけど、今作ではそこまでの「押してばっかり」はいい意味でなかったと思う。ただ、アルアム先行とはいえ、シングルオリコンチャートでTOP10入りを逃すなど、最近はやや失速気味。個人的にはJ-POPど真ん中をやってほしい(^^)。

●花は桜 君は美し/いきものがかり
 もうひとつの「桜ソング」ということで満を持して発表された、インディーズ自体からの代表曲。アルバム先行だったにもかかわらずCDセールスも好調。吉岡のボーカル、今回はファルセットと地声の行き来でかなり難しそうだけど、これまでの実績が力になってきたんでしょうか。J-POPの組み立てがちゃんとできているこの曲を聴いて、王道を進んでいくバンドになりそうな予感がしました。

● モノクローム/BENNIE K
 今一番「旬」な俳優・小栗旬主演ドラマの主題歌。より多くの人に聞かれることを意識してか、これまでのシングルにあった民族色サウンドはやや後退し、ラップ部分は歌メロとは完全に別の間奏パートに組み込まれています。メロディアスなサビの比率が高いし、バンド系とも取れるサウンドはこれまでの楽曲支持者からは賛否両論ありそうですね。

● サクラビト/Every Little Thing
 急激に変化したボーカルスタイルが、ここに来てようやくなじんできたようです。特に今作のような和を感じさせる曲には、アタックがきつくない今の歌唱法の方が合ってる気がします。相変わらず高音は出てなくて、ぎりぎりのキー設定にはなってるんだけど。ギターいっくんが、自分のギターを前面に出したいところ、間奏のソロだけにとどめているのが毎回エライと思う。だからこそこの2人で続いているんだろうけど。アルバムにも期待(^^)。

● ヒラヒラヒラク秘密ノ扉/チャットモンチー
 2ndアルバムがオリコンチャート1位を獲得し、勢いづいている彼女らのアルバム明け初シングル。何と言っても息継ぎ1回で一気に歌い切るサビのメロディー、手数が多いドラム、「ヒラヒラ」「さくさく」と独特の言葉遊びが楽しい歌詞と、もうやりたい放題って感じなのが爽快ですね。いい意味での「ヘタうま感」を持っている貴重なバンドだと思います。細かいテクは気にせず今後もガンガンいってほしい(^^)。

● ストーリー/ゆず
 本人も出演している自動車のCM。Aメロからいきなりゆず節全開、どこを切っても彼らのアッパーな部分の魅力が詰まっている曲です。10年やっていて、「夏色」あたりと比べてもこれだけ音が変わっていないのはある意味すごいかも。欲を言えば、このところ安全サイドのメジャーミドル以上テンポの曲が続いているんで、そろそろシングルで違う面も見たいかな。

● HOME/清水翔太
 こちらは逆に弱冠18歳、海外で圧倒的評価を受けデビュー前からコラボやトリビュート作品への参加で注目を浴びていたボーカリストのデビュー曲。曲自体は無難なところを狙ったのか、最近のリズムループ+ラップ的フレーズが乗っかるという、SoulJaやブレイク時のSEAMOを思い出す感じ。もっとボーカル力を前面に出した曲でもいけそうな気がするけどね。オリコン初登場5位。

● 海雪/ジェロ
 オリコンチャートなんと2週連続TOP5入り。今年一番の「想定外」ヒットとなりそうです。祖母が日本人で(そうは見えないんだけど^^)、小さい頃から演歌や歌謡曲を耳にしていた素地はあったものの、その素晴らしさのため来日して演歌歌手になってしまった黒人歌手のデビュー曲。あのビジュアルと「日本海」「出雲崎」「海雪」って言葉のミスマッチがハマりすぎ。作詞もやっている秋元康の策略大当たりか?

● 君 station/ORANGE RANGE
 前作「イケナイ太陽」で復活、満を持しての今年1作め&フジ土曜ドラマ主題歌ということで期待されたんだけど・・・第一印象は「誰の歌だろう」・・・ RANGEらしい規格外の仕掛けもやっちゃいました的勢いも感じないんだよね。よく言えば無難にまとまっているってことなんだけど。同じバラードでも「花」や「ラブ・パレード」の時はもうちょっと個性が合った気がしたけど。あと彼らのせいじゃないけど、ここ数作ジャケットで損してます。ちゃんと売れるマーケットを。

● ENGAGED/観月ありさ
 まさかこのブログで彼女の曲をレビューすることになろうとは思ってなかったけどね(^^;)。日テレ系ドラマ「斉藤さん」で主演&主題歌も歌ってます。今や織田裕二か彼女か、ってくらい(爆)。基本的にコメディドラマしか当たり作がないんで、今回もそんな感じかと思ったら本名名義でちゃんとしたバラード。ドラマが健闘してただけに、逆に彼女の甘え伏せてたらもう少しヒットしたと思うけどな〜 普通によくできてると思います。

● 踊ろうよ/玉木宏
 なんとこのシングル、フォトブックつき、DVDつき、通常盤3枚も出てたんですね。さすがavex(^^;)。で、ともかくひさびさに俳優出身でアーチストにも進出の20歳代アーチストです。彼も自作じゃないんだね。今度どうやってカラーを出していくかという意味で、声にも特徴ないし、何よりデビューいに至るまで藤木直人にそっくりなんだよね(俳優としての認知度は玉木の方が勝ってる気がするけど) やっぱりボーカルの線が見た目同様細いのが気になります・・・

● LIPS/KAT-TUN
 亀梨主演・日テレ土9主題歌の新曲は、これまでのシングルの中で最速テンポ。ここんとこずっとロック寄りの曲が続いてて、グループのカラーが定着しつつあるのはいいと思う。けど、今作に限ってはせわしいリズムと短い歌詞の譜割りがいまいち合ってない気がするんだけど・・・あと、赤西だと思うんだけどちょっとボーカルが「なりきり」すぎ?

● 19 Memories/加藤ミリヤ 
 何とかソニー系レーベルからDIVAをブレイクさせたいといろいろ頑張っているひとり。今回は安室奈美恵のヒット曲「SWEET 19 BLUES」をモチーフにしつつ、自作詞を含めてサビ以外を再構築した作品。だけど、リズム感とかが中途半端に一緒なんで、リメイク以上の何かを感じないんですよね。前作の湘南乃風とのコラボも、リスナーのターゲット層がいまいちわからなかったし、完全に青山テルマに先を越された感じが・・・
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