J−POP REVIEW

<CRAFTOWNERより>

 ここでは「J-POP週間チャート」の3月月間チャート発表!

1.そばにいるね feat.SoulJa /青山テルマ
2.Step and Go/嵐
3.太陽のナミダ/NEWS
4.HOME/清水翔太
5.Pure・You're my sunshine/EXILE
6.HEART STATION・Stay Gold/宇多田ヒカル
7.「60's70's80's」 NEW LOOK 他/安室奈美恵
8.そのまま/SMAP
9.ワッハッハー/関ジャニ∞
10.海雪/ジェロ

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2008年3月分

● WHAT A FEELING/安室奈美恵  <今月のイチオシ>
 昨年の「Baby,Don't Cry」での復活、アルバムのヒットもすごかったけど、ここで確変がおきました。2週めにして9年ぶり首位獲得。シングルは各年代の洋楽ヒット曲をモチーフに安室流解釈を加えた音なんだけど、3曲とも違ってて、それでいて踊れるサウンドとして串が1本通ってて、原曲の崩し具合が素晴らしい。特に「WHAT〜」は、アイリーン・キャラの映画「フラッシュダンス」ヒット曲のカバーだが、クールすぎる(^^)。これがシングルでできるのが今の余裕か。

● はるまついぶき/Bank Band <今月のイチオシその2> 
 小林武史&ミスチル桜井が中心となって活動している「Bank Band」2枚めのアルバム収録のオリジナル曲。映画タイアップ(映画は大コケしたらしいのであえて書きません・・・) ミスチルとの違いは、作曲を小林が手がけているために、桜井独特のメロディーの癖がかなり薄いこと(歌唱法はそのまんまだけど)。あえてこの曲を前面に出さずにプロモーションしたところあたり、赤が出ない程度に活動費用が継続的に回収できればいいという割り切りなのかな?

● オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ/20th Century <今月の次点>  
 何と7年半ぶりとなるV6の年長組3人のシングル。詞曲トータス松本(彼の中では「ガッツだぜ!!」とか、ファンクディスコの範疇ですね^^)。彼らが歌うにはちょっと内容が若いというか青すぎないか、という気もするがそこを狙ったんだろうか? 最近の若手ジャニーズの曲よりよっぽどアイドルっぽい(振り付けはさすがに年齢を考えてか、激しい感じじゃなかったが・・・) 比較的ボーカルが安心して聞けるユニットなだけに印象は悪くないと思うんだけど、なぜ今?

● 二人/aiko
 ここまでアップテンポな曲はシングルとしてはひさしぶりな気がします。アレンジも若干バンドサウンド寄り。でも彼女の独特のメロディーライン&フレースは健在です。今作は特に息継ぎの箇所が難しそう。この曲を含むアルバムが出たところですが、ポップな印象を受ける曲が多く昔からのファンにはストライクに届きそうな感じです。しかし彼女自身、「花火」でブレイクした頃といい意味で全然変わらないというか、芸能界に染まってないというか・・・

●セピア/D-51
 「NO MORE CRY」を超えるヒットが出ないままベスト盤まで出てしまい、このあとどうなるんだろう、と心配になってしまう彼ら(ちなみにこの曲までがベスト盤に収録)。かなりメロウで、それまでの彼らのレパートリーにはない聴感なんだけど、意外にハマってます。一時期のCHEMSTRYがこっちに行くのかな、って路線だけど、変な歌いまわしをしてない分こっちの方が気持ちよく聴けます。確実に技術は上がってるので、再度どこかでスポットがあたることを願いたい。

● 初恋/GOING UNDER GROUND
 堀北真希全面バックアップ(CMからジャケ写まで^^)、あの村下孝蔵の名曲のカバーです。GOINGの曲、それはちょっと聴いただけでわかる個性的なのが多いんだけど、このカバーに関しては村下バージョンに中途半端に忠実な感じ。どっかで盛り上がりがあるのかな、と思ったらさくっと終わっちゃうし、パートが変わる時のフィルインなんかが、ずっと同じリズムを刻みっぱなしなんで流れっぱなしを印象を受けました。バンドの生真面目さが今回は裏目に出た?

● そのまま/SMAP
 稲垣主演のTBS日9ドラマ主題歌(ちなみに同時期に出ていた香取のフジ月9は山下達郎が主題歌。やっぱり事務所的にはこっちにテコ入れだったんだろうか・・・) 意地でもサビ以外はソロでまわす構成がここ数作続いてるけど、キムタク以外のソロははっきり言ってきついです。アップテンポで押す曲や「ありがとう」のような音程感の少ない曲ならともかく、ここまでメロディーが目立つとボーカルの線の細さばかりが気になる。ちょっと守りに入りすぎ?

● パラレル/安藤裕子
 前作「海原の月」がCM曲として話題になった彼女の新曲。これまでのシングルの中でテンポ最速(といってもロック系バンドではこのくらいがミディアムかもしれないくらいですが^^;)、彼女の粘着系のボーカルとの相性がどうかなと思ったけど、なかなか面白い仕上がりになってます。CharaとかUAとも違うし、追い浮かぶ範囲では矢野顕子に近い発声なのかな?どんな感じで歌ってるのか、映像込みで見てみたい感じです。

● 旅立ち/FUNKY MONKEY BABYS
 この曲を聴いて、改めて彼らは着うた世代の申し子なんだと思いました。そのくらい今回もサビのつかみが絶妙。今回はストリングスのアレンジもいい按配で入っていて音作りもうまい。サビ以外のラップは他の曲と全部同じに聴こえてしまうけど(苦笑)。前作と違いDJケミカルのテレビでの出番もあるようで、やはりこの手の爽やかメジャー路線を中心に回していくんでしょうね。あとはジャケ写に誰を使うか。今回オリコンチャート10位と苦戦したのもそのせい?(^^)

● SUNDAY MORNING/上木彩矢
 ビーイングGIZAプロデュース・ロック方面でプッシュ中(だった?)彼女。今までは息継ぎがないくらい言葉が詰まったヘビーチューンが多かったんだけど、今作はエレキとアコギがほどよく混ざった軽めアレンジのポップロック。彼女のボーカルもナチュラルに聴こえます(かなりYUIあたりをヒントにした感じはするけどね^^)。新境地ともいえるし、逆に没個性になってる気もするし、アーチストのイメージを広げるタイミングと方向って難しいですね。

● 春の雪/KCO
 globeのボーカルKEIKOがだんなのTKプロデュースで開始したソロプロジェクト(要するにマークはお休みってこと?^^) KCOというアルファベット3文字ってユニット名にすでにひと時代昔のものを感じるんだけど、一時期のシャカシャカ系を感じない広がりのある音だったのが意外。でも彼女のボーカル、良くも悪くも特徴ありすぎてglobeを思い出さずにはいられないのが、かえってセールスの邪魔をしてる気がする。一世を風靡すると、その反動も大きいですね・・・

● ずっと一緒さ/山下達郎
 1−3期ドラマで最高視聴率を記録したフジ月9ドラマ主題歌。最近は昨年の小田和正といい、この枠で復活をアピールしているベテランアーティストも多いですが、やはりドラマ作り手のニーズに応えるだけの実力があるという見本のような曲。音楽職人の彼の作品の中では、サウンドやコーラスアレンジもシンプルだし歌唱も淡々としてる方なんだけど、ドラマの邪魔をしていないという意味では正解。めずらしく「シングルらしい」ところを狙った曲だと思います。

● 手をつなごう/絢香
 今年初、約半年ぶりとなるシングル。最近どんどん難しい方にいってるな〜という彼女の曲ですが、今回もいきなり頭からファルセットと地声を行ったり来たり。バックの音はループしてるのにメロディーに重複がないから、聴いてる分にいいけどそれ以上入り込むには意外とハードルが高いかも。もう少し違うボーカルスタイル(「Jewely day」あたりはスローテンポでもちょっと新鮮味を感じたんだけど・・・) あと、ドラえもん映画タイアップはあまりに違和感ありでしょ?

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