J−POP REVIEW

特集:2004年こぼうず'S FAVORITE SONGS発表!!

 このページでは2004年に発表されたJ−POPの中から、こぼうずが独断と偏見で選んだ10曲を紹介します。

<CRAFTOWNERより>
 今年は上半分をいわゆる順当組、下半分を意外組に分けてみました。こう見渡すと、平井堅や平原綾香などは入らなかったものの、比較的世間のヒットチャートと変わらない選曲になったような気がします。男性ソロは槇原だけ・・・ってのがちょっとさびしい(^^)。
 曲としては突出したものが意外になくて、どちらかといえば人を選んでその中での代表曲、という選び方になりました。特に上昇中のアーチストに関しては年間のシングル発売点数が多く、売り方も「作品を大事に売る→アーチストを売る」に明らかに変わってきてますよね。その結果「Jupiter」や「瞳を閉じて」など、古い曲が後の曲を追い越して再浮上するロングセラーも目立ったんだけど。



★ スターゲイザー/スピッツ
これは完全に「あいのり」の影響と認めます(^^)。昨年のI WiSHにやや違和感を覚えてたので、よくタイアップと割り切って楽曲作ったな、やればできるじゃんと草野氏をほめたい(笑)。彼らならではの空間の広がりを感じる曲。それまでちょっとヒネクレ路線に行ってただけに、王道に戻ってきてくれて二重の喜び。個人的にも初めてギターに挑戦した記念すべき曲でもあります。

★ Sign/Mr.Children
「ミスチル集大成」であり、同時にドラマとの相性の点でも「いい仕事」と認めたい一曲。その前の「掌/くるみ」でバンドの振れの両極を見せられたからこそ出せた曲なんでしょうね。他にもサザンやGLAY、ラルクなどベテラン組が健闘する一方、175Rやロードオブメジャーなどが失速気味なのは、音楽の振れ幅と要求された時の「落としどころ」の的確さの違いでしょうかね。 

★ リライト/ASIAN KUNG-FU GENERATION
とにかく彼らの曲を今年はよく聴きました。ラウドな音が苦手な僕がここまでハマるとは自分でも不思議。シングル4曲のどれでも良かったけど、彼らの音楽の「素」が最も出てると思ったこの曲に。文学調の詞、2番のない構成、リフ主体なのに主張するギターサウンド含め、まだまだ伸び代大と見ました。BUMP寄りに行きそうだけど個人的にはポストミスチル狙いで(^^;)。 

★ 誰かの願いが叶うころ/宇多田ヒカル
ファンの間では賛否両論あったようだけど、詞だけ挙げるなら今年のベストソングかな。世の中キレイごとだけじゃ語れない、と静かに訴える詞と音のギャップにまず驚いた。後に海外展開が控えているのと、映画主題歌という制約の中で、これまで見ることのなかった彼女の魅力を発見した曲(やはりただもんじゃなかった)。海外で深い傷を負わないうちに国内復帰を切望!

★ 花/ORANGE RANGE
ま、今年の音楽シーンを語る上で外せないでしょう。今年1作め「ミチシルベ」が出た時点で、真面目路線の代表曲になっていくだろうなと思ってたら、それを軽々超えちゃったからね(しかも映画タイアップという重圧下で)。平井堅は映画ヒットと相乗効果って部分もあったけど、こっちは完全に歌が受け入れられてのヒットだけに凄いと思う。まだまだ可能性を見たい!

★ 僕が一番欲しかったもの/槇原敬之
昨年はSMAPの「世界に〜」を挙げたけど、これでマッキー完全復活! 凹んだ時などよく励まされたし、第一印象より徐々に自分の中で存在感を増してきました。ロック、R&B、ヒップホップに揉まれていわゆる「純J-POP」が冬の時代を抜け出せない中、彼の立ち位置は今後も重要になって来ると思う。今くらいの売れ方で今度こそ長く健全に活動を続けて行ってほしいな。 

★ キレイだ/w-inds.
彼らのシングルでは最も生音寄り、初の日本語タイトルと新境地に挑んだ曲(ベスト3に確実に入るね)。それ以上に意義が大きいのは、曲提供したスキマスイッチのブレイク、という久々の「他人に曲提供→本人もブレイク」法則が成立したこと。渡辺美里←小室哲哉、田原俊彦←久保田利伸、ZOO←中西圭三など、このパターン出身のアーチストが90年代は結構いたんです(^^)。

★ 浪漫 〜MY DEAR BOY〜/モーニング娘。
ほぼ壊滅状態のハロプロ。関連にあって、唯一「男前」的カッコよさを感じた曲。なっち卒業後、藤本&高橋という歌えるツインボーカルを立てて、企画ものに走らなくてもアイドルソングが成り立つ見本のようにさえ感じました。それだけにテレビ露出&プロモ期間の短さ(すぐ新曲出たもんね)が個人的には残念。グループももう6年? 来年はそろそろ解散の声が・・・? 

★ 笑/笹川美和
発売は昨年だけど、金木犀(2nd)とのカップリングで今年再発されたんで入れちゃいます。今年期待したアーチストだったんだけど・・・いまひとつ盛り上がらなかったなあ。CMで耳にして、牧歌的なその雰囲気に圧倒されたのを憶えています。元ちとせ的な、一聴して彼女とわかる強烈ワールドを持ってるだけに、それがウケるかどうかは時代との折り合いもあるんでしょうかね。

★ 君の分まで/平川地一丁目
3rdシングルにしてピークと言い切るのは酷だけど、ほどよいせつなさ加減&ちょっと背伸び気味な感じ、今年の彼らだから出せた気がする1曲。主題歌だったドラマ(今年イチ押し!!)の内容とラップする部分がかなりり、曲単体の評価以上に思い入れがあるかもしれませんが。それだけにアルバムとシングルの曲で質が違いすぎたのは厳しかったな・・・2005年はどうする?

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