J−POP REVIEW

 前月以前の掲載分です。  

2002年9月分

● WILL/中島美嘉 <今月のイチオシ>
「歌うメーテル」(笑)のシングル5作目。既作の中では「STARS」に近い耳触り。こういう曲調がやっぱり自然に耳に入ってくるんだ、と改めて感じた曲。ドラマとの相性はTVを見てないのでわかりません・・・ 1stアルバムも楽しみ。

● 水色の街・ハネモノ/スピッツ
初の2曲同時リリース。プロデュースの関係か、持ち前の繊細さにライブっぽい音感が加わってきている近作ですが、今回も静・動両面を見せながら音は結構歪んでます。両方聴くと今のスピッツがわかるつくりになってます。

● 大きな古時計/平井堅
どうした平井堅!? TVの企画から出た新曲とはいえ「と〜け〜い〜」はあまりにも違和感が・・・。アコギのアルペジオと時計のチクタク音が左右から迫ってくるアレンジは面白い。R&B色が予想ほど強くなかったのは正解かも。

● ささやかな祈り/Every Little Thing
安っぽいブラス系の音が気にはなるが、意外と力抜けてて好きです。五十嵐氏が抜けた後もいっくん(と言われてるらしいです)がキャラ立ちし、サウンド面含めうまく方向転換しつつあります。これ以上趣味に走らなければだけど。 

● ぼくが地球を救う/Skoop On Somebody
ドラマ主題歌とあって前作と一転してポップな仕上がり。タイトルの節操のなさ(ドラマと同じ)といい、狙いすぎ=営業的な匂いが非常にするんだけど、この人たち実は結構TVに出たがりだったりするかも(苦笑)。勝負曲となるか。 

● 眠れぬ夜は君のせい/MISIA
前作に続きバラード。デビュー当時はヒップホップの要素も結構入ってたのにシングルはこっち路線になっちゃいました(その割にバスドラがバリバリ打ち込みチックだったりする)。声がアナログっぽい処理だから気にならないけど。

● VALENTI/BoA
韓国出身のBoAが日本語でラテンのリズムを歌う組合せは一見ミスマッチそうだけど、なかなか情熱的な歌いっぷリ。最近のチャートには珍しい職業作詞/作曲家による楽曲も、シングルらしいツボをついていて思わぬ(?)拾い物。

● カレーライスの女/ソニン
いつの間にか解散して(させられて?)いたEE JUMPの片割れのソロデビュー曲。完全につんくにもて遊ばれてます。タイトルの割にサウンド自体は普通だったけど、本当にギター弾いてるかどうかの判定は次作以降に持ち越し(苦笑)。

● 風になる/つじあやの
ジブリ主題歌がらみでロングヒット。何のことはないガールポップ――と書こうと思ったが、PV見て「ガール」というには非常に厳しいビジュアルであることが判明。今後どういう売り方していくんだろ。一発屋で終わると見た。

● スパイラル/GARNET CROW
倉木麻衣、愛内里菜の流れをくむ旧ビーイング系の(一応)バンド。メンバーのことはよく知らないけど、デビュー以来消えそうで消えないポジションのままとうとう残ってしまいました。声の感じがきしめん(平ぺったい)してます。

● やる気!IT'S EASY/後藤真希
めでたくというかやっぱりというか、モー娘。卒業直前のソロ4作め。前作から突然イメチェンに躍起なゴマキ、見ててすごく無理ありまくりなんだけどな。音的には80年代後半?のアイドルユーロビートをほぼそのまま拝借の感じ。

● シアワセの陽射し/清貴   
「Only One」 がロングヒットになった時はもしかして・・・と思ったけど、その後いまいちパッとしませんね。小柳ゆきもそうだけど、歌唱力見せすぎがかえって逆効果か。今作は逆に、すぎるくらいサクッとしてて印象薄いけど・・・


※過去の分はこちら→2002年6月分
          2002年7月分
          2002年8月分


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