J−POP REVIEW

 前月以前の掲載分です。

2002年11月分

● 花鳥風月/ケツメイシ <今月のイチオシ>
先月から1ヶ月自分の中では鳴りっぱなしだった約8分の大作。他のヒップホップ楽曲にない和のテイスト、聞き込みも聞き流しもできてかつサビの余韻はすごくあるし、曲全体でタイトルを言い表してると思う。ヒップホップをこんなにほめるの、おそらく初めてじゃないかなあ(笑)。

● この街/元ちとせ
NKK朝の連ドラ主題歌と聞いて「アップテンポ?」と思ったが、イントロで安心したというか何というか…個人的にこのテンポのせつない系の歌が絶対合ってると思うので、路線を貫いてほしいっすね。しいて言うとサビの後半部分のメロが尻切れっぽく終わるのが気になるくらい。

● また会える日まで/ゆず
初期(メジャーデビュー前)を思わせる曲調を、おそらく狙って作ったところはプロとしてのキャリアなんでしょうね。曲自体は何てことないけど、パブリックイメージとしての「ゆず」に上手く乗っかったのはそれでいいんでないかと思います。最近手詰まり感があっただけに新鮮。

● 真実の詩/Do As Infinity
いきなりバリ島の音楽みたいなイントロで始まってビックリ。この人たちの硬質な持ち味がいい意味で出てると思う。最近ファン固定の感があるんだけど、悪く言えばソツがなさすぎるのかな。個人的にはまたドラマ主題歌で違う一面を見せてほしいところです。

● くり返すは口ぐせと罪悪感/岩瀬敬吾
元19(ジューク)の「歌うとき揺れてなかった方」のデビュー曲。19時代より若干音はうるさめだけどおそらく意図的でしょう。内省的な詞といい言葉の乗せ方といい、フォーク的な要素の方が本来の彼の持ち味だと思う。これまでにないボーカル処理にも変化を感じました。

● Birthday Eve〜誰よりも早い愛の歌〜/DEEN
いつの間にかデビュー10周年。昔はカラオケでお世話になりました(笑)。雨後のタケノコのようにいたビーイング直系もすっかりいなくなり、微妙な位置で残っている彼らです。で、久々の新曲ですが、16ビートでバックトラックはイージーリスニングっぽさもあって意外だった。

● IT'S ALL ABOUT LOVE/DREAMS COME TRUE
西川脱退後2人での初シングル。活動停止にならなくてよかったね(それを恐れてクビにしたのかな…) その話題は置いといて、何が変わったって、わかりにくくなったなあというのが第一印象。何でシングルにしたんだろ。でも西川が抜けて変わったのってそれだけか?

● あさってはSunday/RAG FAIR
ドラマ主題歌とはずいぶん出世したもんですな。前回よりコーラスアレンジに工夫を感じたのでちょっとだけイメージ回復しました(笑)。数あるアカペラグループの中で生き残るだけのものはあったんでしょうね(先行者利益かもしれないけど)。まだ見た目の印象がちょっと…ね。

● CASTLE IN THE CLOUDS/TM NETWORK
シングルは約2年ぶり? 初期のワンダーポップさ復活、との触れ込みで期待大だったんだけど… 一世を風靡したTMサウンドが、時代遅れになってしまったことだけが明らかになった感じ。宇都宮もその年でそのボーカルじゃなかろうに。もっとあっと言わせてほしかったなあ。 

● ここにいるぜぇ!/モーニング娘。
ゴマキ卒業後初曲。「ピース!」あたりのお手軽応援ソングに戻ってしまった感あり。今後は安部&高橋が歌を引っ張るつもりらしいけど、声に特徴のあったゴマキと違いキャラクター面では弱いなあ(でも石川がメインってわけにもいかないし)。で、またメンバー募集するそうで… 

● 浮舟/Go!Go!7188
だいたいグループ名からして売れるんかい、と思ったけど(ちなみに「ごーごーなないちはちはち」と読む)、初登場でベスト10に入ったそうです。ロック+日本音階の妙な取り合わせに古典引用の詞が上手くはまっててちょっと変わってます。でもうるさい人にはただの騒音かも。 

● PIKA★NCHI/嵐 
前々作「A Day in my Life」の全編ラップにも驚いたけど、今回のダミ声には一瞬曲を間違えたかと思った。主演映画のイメージでの楽曲なんだろうけど、ジャニーズもここまで来ると別の意味で感心します。少なくともスマップよりは歌が上手いし、最近カッコよくなったと思う。


※過去の分はこちら→2002年6月分
          2002年7月分
          2002年8月分
          2002年9月分
          2002年10月分  



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