J−POP REVIEW

 前月以前の掲載分です。 

2002年12月分

● 星屑の街/ゴスペラーズ <今月のイチオシ>
久々の完全アカペラ。これを武器に長年やってきただけあって、ブームで出てきたアカペラグループとはさすがに貫禄の違いを見せてます。注目すべきは5人全員が順番にソロを取っているところ。微妙に声質とか歌いまわしのクセとか違います(約1名気合入りすぎ?)。

● 雪の降らない街/コブクロ
これまでのシングルの中で最も柔らかい感触。小渕の故郷・宮崎とダブる部分があるんでしょうか。曲の展開はここまで来るとJ-POPというよりは若干歌謡曲ですな。ラストサビ前のメロディーが曲ごとに難しくなってきてて、それまでの流れを止めてしまってるのがちと残念。

● It Takes Two/CHEMISTRY
久々のバラード新曲&ドラマ主題歌。この分野になるとやっぱりコアなファンの周辺層を巻き込むだけのアーチストパワーがあります。で、明らかにフェイクが多くなるのは結構なんだけど、最後に延々と続くのはちょっと長すぎ。これ以上歌い方がキツクならないのを祈る。

● seize the light/globe
小室&KEIKOの披露宴でごく一部の人だけ盛り上がったようですが、曲の方もどんどんそんな感じが加速してます(苦笑)。YOSHIKI加入で方向性が変わるかと思いきや、ふたりの妄想が複雑に絡み合ってかえって暴走寸前って感じがいただけない。マジであと1年持つかなあ。

● DAY/3B.LAB★
元19(ジューク)のケンジ(揺れてた方)は3ピースバンドの形でアルバムデビュー。でこの曲、19の「たいせつなひと」と構成から印象からほとんど同じ。ファンの反応はどうだったんだろ。再スタートならではのブランニュー感がもう少しほしかった、というのが個人的な感想。

● NEW PARADISE/w-inds.
めでたく?紅白初出場。で今回はラップの量もファルセット(裏声)の量も過去最大。キーがこれまでの曲より極端に高いわけでもなさそうだし、もしかして変声期? バックトラックは結構カッコいいです。歌のことじゃないけど、PVが相変わらずワンパターンなの何とかならんかなあ。

● 白い花/ZONE
これまでの元気orベタバラード路線から考えると、冬を意識しつつどこかピンと張り詰め感がある曲調は「いいとこついたな」。悪く言えば別にZONEでなくても・・・ってことなんだけど(苦笑)。タイトルくらいもう少しインパクトのあるのにすれば映えたのに、とも思ったりする。 

● Kiss you/EXILE
微妙な位置で残り続けてるうちにもう7曲めくらい? これまでのシングルでおそらく最も軽快で明るい曲調でしょう。で、テレビで暑苦しい?外見と一緒に聴いてると、急にいい人になったみたいでどうも違和感がぬぐえない(申し訳ないけど)。たぶん僕だけだろうな・・・ 

● 津軽海峡の女/ソニン
女シリーズ第2弾。何でつんくはソニンにだけこんなイロモノ路線させるんだろ? タイトルからして某演歌歌手を連想させるなど狙い通りのインパクトだけど、ここまで演歌チックになると最後は声の細さが気になってしまう。他のモー娘。ユニットよりは努力の跡が見られるけど。

● SHALL WE LOVE?/ごまっとう
後藤+松浦+藤本のスペシャルユニット(これだけユニットが出るとスペシャルでも何でもないよな)。ソロで確立されつつある松浦と藤本のキャラが、ここではまったく前に出て来ない。後藤の再就職支援ユニットなんだろうけど、結局個性を殺し合ってしまったようで非常に残念。

● 生まれ来る子供たちのために/佐藤竹善
シングライクトーキングのVo.のソロで、かつオフコースの20年以上前の曲のカバー。小田和正と親交が深いだけに、プロデュース等全面支援を受けてます。隠れた名曲(←と僕は思ってる)を選んだセンスに加えて、原曲のイメージを壊さず自分の歌にしているところは脱帽。

● もらい泣き/一青窈  
父は台湾人&母は日本人(ちなみに「ひととよう」と読む)。林檎の後に矢井田、宇多田の後に倉木(全部苗字ですまん)が出てきたように、おそらく元ちとせの後狙いでしょう。でも残念ながら歌い回しがモロ歌謡曲になっちゃってます。この曲は合格、で勝負は2曲めが続くかどうか。


※過去の分はこちら→2002年6月分
          2002年7月分
          2002年8月分
          2002年9月分
          2002年10月分
          2002年11月分  



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