２００３年２月分

● HERO／Mr．Children　＜今月のイチオシ＞

何と初の２ヶ月連続コメント。聞くほどに味が出てきて、ミスチルの歴代シングルのベスト３に入る曲になりそう。特にやるせない詞がいいっすね。最近鼻についてたヘンなギミックがなく淡々と進む展開がかえってよかったのかも。ＴＶで歌ってるところを一度見てみたい。

● 地上の星／中島みゆき

繰り返し聞くと軍歌のようでもあり社歌のようでもあり演歌のようでもあり。どう聴いてもJ-POPじゃないよな･･･この人の才能の不思議さを改めて感じます。こないだも小学生の甥がカラオケでリピートしてたし、もしかしたらホントに今年最大のヒットになるかも。

● 世界にたったひとつの花／SMAP

ミスチルがなかったらおそらく今月のイチオシ。実はアルバムの曲なんだけど（草なぎ主演のドラマ主題歌）「らいおんハート」ほど狙いまくりでもないし、それでいてアイドルポップとしてのツボはちゃんと押さえてる。しいていうならメンバーのソロは極力減らしてほしいのが本音。

● 月のしずく／RUI

何と柴咲コウが出演映画の役名でリリース（しかもデビュー曲じゃないのね）。いわゆる「女優が歌も歌ってます」レベルよりは上を行ってて健闘してると思う。曲調も決して売れ線とは言えないのに。彼女もそうだけど、最近霊能者的に手をゆらゆらさせながら歌う人多いね。　

● 銀河と迷宮／東京スカパラダイスオーケストラ

昨年の歌もの３部作のあとに来たのはまたしても歌もの。この聞きなれないボーカルは誰をフィーチャーしたんだろ、と思ってたら、何と今回は自前（ドラムの人）ということで２度ビックリ（意外とイケてますよ）。コアなファンの多いバンドだが、これでさらに層が拡大しそう。

● 空がきれい／RAG FAIR

５作目にして初めてのマジメ？路線。これまでの印象を裏切る路線で結構好きです。全体的にボイパが暴れすぎって気がしないでもないけど、淡々とコードを押さえてるピアノの伴奏が上手く調和してると思う。でもこういう曲に限って「らしくない」とかで売れないのかな？

● COLORS／宇多田ヒカル

結婚後初シングル。第一印象はインパクトに欠けると思ったんだけど、彼女なりの和洋折衷を表現するとこんな感じなんでしょうか。詞にこれまであまり見られない単語が出てきたり、譜割りは普通でも言葉の乗せ方に特徴があったり、新しい展開が見える曲。　

● 雑走／ロードオブメジャー

大ブレイクした「大切なもの」に続き今回もインディーズ発売。同時ベスト１０入りするなど最初の難関はクリアしたよう。曲のインパクトは圧倒的に薄いんだけどな、売れる時ってこんなもんなのかな？　人気定着にはもう少し様子を見たい気がする。　　

● はじまりの合図／ケツメイシ

昨年の「トモダチ」「花鳥風月」のイメージが強かったから、こういうパーティー系の歌もやる人たちなんだ、ってちょっとガッカリ（まあヒップホップの人たちに期待することじゃないんだろうけど）。ＰＶがこれまた過去のニュース映像の逆回しとかわけわからんのだ。う〜ん。　

● je'taime★je'taime／Tommy February6

ＣＭで大量オンエア中で気になってたけど、また活動再開しちゃうの〜(笑)。ブリグリの時よりすごくイキイキしてるように見えるのは気のせい？　ここまで確信犯的に狙ったシンセばりばりのチープな展開はある種拍手もので誰もついて来ないだろう。今年もオンリーワンを目指せ!!

● 風のない海で抱きしめて／愛内里菜

出てきた時は完全にポスト浜崎あゆみ狙いだと思ったけど、最近のしゃべりと歌のギャップを見てると矢井田瞳かaikoあたりに路線変更？　この人がもう一段ブレイクするのに必要なのは、一度聞いて口ずさめそうなわかりやすい曲展開じゃないのかな。この歌でもまだ難しい。　

● 君をつれて／徳永英明

１年半ぶり＆休養明け（モヤモヤ病っていう冗談みたいな病名だったらしい）の新曲。こういう声の人だから、休養明けでも血管切れそうな高音の歌になっちゃうんですね(苦笑)。悪く言えばワンパターン、よく言えばこの道では他の追随を許さず。すっかりベテランだしこれでいい？

　　　

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