J−POP REVIEW

 雑誌に載っているJ−POPの紹介、本当にちゃんと曲を聴いて書いてるのかな〜と思ったことはありませんか。歌謡曲の時代から邦楽を聞き続けているこぼうすが、最近のJ−POPを独断と偏見で(ファンのみなさん怒らないでね)コメントしまくるページです。

<CRAFTOWNERより>
 今年はいわゆるコミックソングの当たり年。テツandトモにNOVAうさぎ、きのこのうた、はにわ、ダンディー坂野(これはそこまで売れてないか)・・・上半期だけでこんなに出てくるとは予想もしませんでした。不況時に一大漫才ブームが起こったのは80年代の話ですが、閉塞する今の日本を反映してるのでしょうか? 
 ちなみに今月のイチオシは今後の期待も込めマッキーにしましたが、本当のヘビーローテーションはV6の「Darling」でした。詞はともかく曲とアレンジはJ-POPの見本のような作品だと思います。


2003年7月分

● 君の名前を呼んだ後に/槙原敬之 <今月のイチオシ>
例の事件からの復帰以来、こねくり回した道徳ソングを自分に言い聞かせるように出してきた彼ですが、ファンが求めてた作品はまさにこれだと思うんですよ。SMAPへの提供曲ヒット、松嶋菜々子のPV出演など追い風もあるんだろうけど、いい曲書ける人だけにこれを機に完全復活を。

● 抱きしめて/Skoop On Somebody 
今月の次点。個人的にはもちっとサラッと歌ってほしいけど、売れて広く認知されたことが自信につながっている好例。イントロからずっと鳴ってるループなどアレンジ的にも参考になりました。30歳代でも安心して聴けます。この前の曲まで入ったベスト盤が発売されたところ。

● SUPER LOVER〜I need you tonight/w-inds.
アイドルのイメージ先行で詞の内容とか辛いところだけど、音的にはなかなか面白い試みをしてると思う。今回もハウスのフレーバーだけをうまくまぶしてるし。曲が結構短いのもTVメインに活動している彼らには全体像が伝わってプラス。ファンは相当固定してるけど。 

● 「いちご白書」をもう一度/ビリケン
前作「なごり雪」が話題となった関西発の「ヒップフォーク」ユニット。今回も25年前(!)の懐かしのカバー曲。ごくごく普通のボーカルに、何でそこに?っていうラップが絡んで、あまりの必然性のなさがボケとツッコミみたいで笑えます。でも前作の方が上手く絡んでたな。

● 元気を出して/島谷ひとみ
こちらは竹内まりやの名曲のカバー。昨年の大ヒット「亜麻色の〜」との最大の違いは、原曲自身が今もラジオでかかるなど広く知られていること、そして原曲との明確なカラーの違いを打ち出せなかったこと。まして相手は実力派シンガー。カバーはそれだけ売れるのも大変なのです。

● スウィンギンニッポン/気志團
最近は地方出身をプラス要素として押し出すケースが往々にしてあるのですが、木更津をここまで前面に出し、かつ「ヤンクロック」なるジャンルまで唱えるのは彼らの愛郷心からか、レコード会社の戦略か? 曲のパターンが2、3つしかないことは何となく見えてきました。

● Together/EXILE
先月あえて取り上げなかったんですが、予想外のロングヒットに無視できなくなりました(笑)。特に大きな路線変更もないので、主題歌ドラマとのマッチング効果でしょうか。確かに彼らの曲の中ではハッピーで安心して聞ける部類。濃くなりすぎたCHEMISTRYファンが一部流れたか? 

● 七転び八起き/RAG FAIR
アレンジの技術は格段に上がってると思います。ブラスを取り入れたのも陽気な曲のイメージに一役買ってるし。それだけに吹けば飛ぶような詞の重みのなさがね・・・タイトルが教訓的な慣用句だけに余計致命的。1回聞けばいいって感じ。ホント惜しいなあ。

● 接吻/中島美嘉
こちらはオリジナルラヴのカバー。原曲が思い出せないくらい彼女にはハマってて、新しい魅力を発見。風が吹くくらい長いつけまつげに、スリット入りのロングドレスって感じでしょうか(笑)。それにしてもジャジー&まったり路線まっしぐら、どこまで続くんだろ。

● 青空/CUNE
近々ブレイクすると読んでるんだけど、前作「クローバー」のドラマタイアップも空振り。ロックとJ-POPの両方から中途半端に見られてるのかな・・・若干ハスキーな声にも特徴があるし、シングルとしては申し分なくキャッチーなので、セールスに結びつくことを期待。

● AKATSUKI/稲葉浩志
ソロでは4年半ぶりのシングル。この曲メインにオンエアされてるんだけど、今回はB'zとしての活動も並行してる中での発表、しかも曲調もあまりB'zと変わらず(本人作曲だけど)。なぜ今リリースか、という疑問は残ります。まあ彼らの場合解散の心配はないだろうけどね。

● 魔法の言葉 〜Would you marry me?〜/Do As Infinity
彼らにしては異例の長いサイクルでのシングル発表。イントロからして生っぽいアレンジなのにビックリ。打ち込みのイメージが強かったし、声との相性も個人的には電子音の方が合ってると思う。ファルセットがTVだとちょっときつそう。こんなベタな詞披露宴で歌えるのか?

● 千の夜と千の昼/元ちとせ
この曲からTVにも出演。見ましたが彼女にとってはダンスミュージックと思えるくらい激しい動きだった(笑)。それはともかく、サビだけが先にあったと思うくらいサビ前と以降が分離して聴こえる。「ワダツミの木」の呪縛からまだ解かれていない印象を強くしました。

● Morrow/Dragon Ash, JOINT/RIP SLYME
Jヒップポップの両雄、ともに新作は久々。片やフォーキー、片やドラムンベースとは違うものの、作品ごとに幅広い音楽的要素を盛り込んで世界観を広げてきたのが支持される要因でしょうね。個人的にRIPのエロさは苦手なので、今回はうるさくないDragon Ashに軍配かな。


※過去の分はこちら
 →2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月
  2002年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間FAVORITE 



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