J−POP REVIEW

 雑誌に載っているJ−POPの紹介、本当にちゃんと曲を聴いて書いてるのかな〜と思ったことはありませんか。歌謡曲の時代から邦楽を聞き続けているこぼうすが、最近のJ−POPを独断と偏見で(ファンのみなさん怒らないでね)コメントしまくるページです。

<CRAFTOWNERより>
 ブレイク後のアーチスト寿命が伸びるどうかは、違うタイプの曲でそれ以上のヒットを出せるかどうかにかかっていると思うこの頃。今の音楽界では第一線に10年いれば立派というべきだと思いますが、今月の中ではサザン、TUBE、中島みゆきなどがまさにそうですね。それを追っているのがあゆ、安室、ELTといったバラード復活組でしょうか。そういう意味で今旬の森山直太朗やEXILE、元ちとせ
などが今後どう展開していくのか興味深いところです。


2003年8月分

● Perseus〜ペルセウス〜/島谷ひとみ <今月のイチオシ>
今回の曲を聴いて、デジタルとオリエンタルが彼女の今後のキーワードかな、と直感しました。少なくとも前作(元気を出して)より個性が出てると思う。ちょっとニュアンスは違うけど、一時期の中森明菜的ポジションを狙っていけば残れると思うんだけどどうでしょう? 

● Our Songs/安倍麻美 
今月の次点。モー娘。安倍なつみの妹の2ndで。こっちがデビュー曲ならもう少し上に行ったと個人的には思うんだけどな。理由はわからないけどクセになりつつあります。特にサビの最後の頭のてっぺんから出てるような高音が(笑)。まあアイドルだから歌唱力はね・・・ 

● Greatful Days/浜崎あゆみ
海の家の話をTVでしてた時に「その日焼けは日焼けサロンだろうが!!」と突っ込んでしまったこぼうずですが(笑)、新曲は珍しく夏の太陽モード全開。ちょっと意外な組合せだったけど、ビブラートが普段ほど耳につかない分聞きやすい。これもありかな、ってところ。 

● Let's go to the sea〜OASIS〜/TUBE
今年は1年フル活動らしいです。で、久しぶりにラテン系以外のイケイケソングでいい感じ。リズムはディスコ調なのにパーカッションはラテンという妙な組合せにギターソロ。夏という限られたテーマの中でこれだけ長くやって来れてるのも、音楽的な引き出しの多さゆえだと思う。 

● Put'Em Up/安室奈美恵
前々から言ってるんだけどな・・・そっち方向に行っても所詮その道のプロには及ばないんだけどな・・・SUITE CHICでの経験がいかんなく?反映されてしまった新曲。いまだ路線定まらずふらふらしてるうちにフォロワーがどんどん出てきてる状況に早く気づいてほしいなあ。 

● 夏の思い出/ケツメイシ
ヒップポップ界ではメロディー比率が高く、四季を感じる曲が多いのが彼らの傾向。同じひと夏の男女の出会いを描いていても、例えば「楽園ベイベー」(RIP SLYME)みたいな下世話さを感じないのは彼らのなせる業か。6分と長いんですが結構気持ちよく聴けますよ。 

● LET ME LUV U DOWN feat.ZEEBRA&MACCHO/EXILE
前作(Together)の大ヒットを受けて、次はどう来る?と興味津々だったんですが、まあここまで逆方向に振って来るとは。この曲はヒット云々よりも、J-POPへのカテゴライズをあえて拒絶した確信犯的なものと受け止めました。その点安室と違って先手で行ってるのは正解。

● 金魚すくい/一青窈
脱「癒し系」を目指すべく発表された3rd。それを言うなら脱「壊れ系」の方が先立ったような気が・・・・よりパワーアップしたとしか思えないのは僕だけ? アレンジが突拍子もないのもひとつの要因だろうけど、これでいよいよアーチスト寿命も正念場か? 

● Love is forever/Tommy Febuary6、Wait till I can dream/Tommy heavenly6
Februaryの方はさすがに5作目となると書くことなし。世界観は相変わらず、チープなアレンジに本人はまたコスプレさながら、なりきって歌ってます。で、Heavenlyの方はオーバードライブかかりまくってるゴリゴリのロック。歌番組じゃ同時にやれないよな。

● Claudia/氷室京介
そう言えば何してたんでしょう・・節目には必ずアップテンポで攻めてきてる気が。今回オリコン初登場ベスト10を逃したと思ってたら、2週めでランクを上げてきました。氷室信仰者はまだまだ根強いようで、ここまで来ると不変なことが安心感に結びつくいい例かな? 

● 銀の龍の背に乗って/中島みゆき
新曲は約3年ぶり(地上の星は2000年発売!!)にしてドラマ主題歌の書き下ろし。90年代以降の彼女のヒットってほとんどがドラマ主題歌なんですよね。TVに出ない彼女だけに不思議な気もするけど、映像との相乗効果が大きいんでしょう。今回も地味ながら世界観は彼女そのもの。 

● 君のためにできること/角松敏生
突如オリコントップ10入り。彼のように愚直に自分の音楽性を曲げずにやってきたアーチストのヒットは素直に嬉しいですね。曲はむしろ変なフックがない普通の部類に入るんだけど、この普通さが逆に幅広く受け入れられたのかな。今後も継続的に新曲を出してほしいひとりです。 

● 涙の海で抱かれたい〜SEA OF LOVE〜/サザンオールスターズ
新曲は久々。「勝手にシンドバッド」再発盤が1位を獲得した彼らですが、昨年の桑田ソロといいこのところ守りに入ってません? 展開は「波乗りジョニー」そっくりだし。個人的なこと言えば「01Messenger」みたいな難解路線に行ってほしかったけど25周年記念なら仕方ないか。 

● Night Walk/DA PUMP、Butterfly/今井絵里子、愛が泣いてる/hiro
いずれも沖縄出身で一世を風靡した3組。DA PUMPは初セルフプロデュース、あと2人は本人作詞(今井は初)だけど、イメージチェンジに苦戦してますな。DA PUMPは結構渋めだし、今井は久々にちゃんとした歌、hiroは意外なラテン路線と工夫の跡は見られるんだけど・・・ 


※過去の分はこちら
 →2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
  2002年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間FAVORITE 



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