J−POP REVIEW

 雑誌に載っているJ−POPの紹介、本当にちゃんと曲を聴いて書いてるのかな〜と思ったことはありませんか。歌謡曲の時代から邦楽を聞き続けているこぼうすが、最近のJ−POPを独断と偏見で(ファンのみなさん怒らないでね)コメントしまくるページです。

<CRAFTOWNERより>
 今回選曲してて、冷夏を象徴するように8月後半からすでに秋の香りがする新曲がずらっと並んでることに気づきました。癒しブームは過ぎ去ったと思っていたんですが、音楽面ではまだまだそんなことはないようです(いや、癒しというより和みって感じかな)。それとこの夏はドラマも不作、主題歌も売れているのはサザンや中島みゆきなど、アーチストパワーによるものばかり。そろそろテレビ発の大ヒットを期待したいところです。


2003年9月分

● 音のない森/ポルノグラフィティ <今月のイチオシ>
シングルでこの重さはなかなか冒険だったと思うんですが、また彼らの立ち位置が広がったことが実感できる一曲。めずらしくテレビ出演せず、音源とPVに絞った意図も明確で◎。今の閉塞している日本を象徴しているとも言えそう。「ミュージックアワー」以来の当たりと断言! 

● 僕はここにいる/SOPHIA 
今月の次点にして彼らの曲でベスト3に入るくらい好きです(でもセールス的にはいまいちだったな・・・)。ファンク系など音楽的に寄り道しまくってましたが、ひさびさの直球8ビート。一聴してわかる音の太さはプロデューサー・亀田誠治の影響か? 青春が似合う曲。

● アシタエカエル/CHEMISTRY
座っても歌えるCHEMISTRYの新境地ってところでしょうか。結局シングル化されなかったけど、力の抜け具合は「Naturally Ours」にも見え隠れしてたので期待してました。地味だけど新しい彼らのスタンダードになりうると思う。これでも川畑、まだ気張りすぎだな(苦笑)。

● 僕らだけの歌/ロードオブメジャー
勢いで売れた前作と異なり真価を問う3rd。結論から言うと失敗とも成功とも言い難いけど、「自分らにはこれしかできん」っていう開き直りがタイトルにも演奏にも現れてるのは何か好感度大。路線をいじらない方がいいケースもあると思うし、175Rあたりにも影響がありそう。

● blue blue/コブクロ
ここから元ちとせまでの3曲、特に夏の終わりを感じますね。シングルここ何作かでは一番風通しのよい印象を受けるアレンジ、タイトルの意外性、それに反してメロディーはどんどん難しくなってきてる(小渕の出番も増えてきてるし)。そろそろ出そうな3rdアルバムへの展開は?

● 夏の終わり/森山直太朗
「さくら」の大ヒットを受けての注目の新曲。季節は春から晩夏に変わったものの、基本路線はそのまんまなので安心して聴いて下さい(笑)。それより歌番組のトークでいじられて、エレファントカシマシ宮本みたいに危ないキャラが定着しないことを祈るばかり・・・

● いつか風になる日/元ちとせ
今回は早いペースでの新曲。某携帯CMの仲間由紀恵が浮かびます。第一印象は「シングルにしてはまた地味な」と思ったけど、逆を言えば「島唄からの脱却」をいい意味でクリアして、普通にポップスとして聴けるということか。聴くほどにじんわりする曲になりそう。

● タンポポの詩/THE ALFEE
最近は年1作ペースが定着してきた感じ。ここまで年期が入ると何やっても新しさは感じませんが(高見沢の壊れキャラの方が印象強い?)、今回ややフォーキーだなとは思います。で、何でこれがドラえもんの主題歌なのかがいまいちよくわからんのですが。

● 上海ハニー/ORANGE RANGE
今年もバンド勢は次から次とメジャシーンに新顔が登場。ロックともヒップホップとも括りがたい音楽性はモンゴル800、HYといった沖縄勢バンドに通ずるものがあるんでしょうね。中華+ダンスビートの組合せで今回ブレイクしたけど、この次が定着の正念場。

● 異邦人/TAK MATSUMOTO featuring ZARD
B'zの松本がよくわかんないプロジェクトを始めました(苦笑)。ビーイングの女性ボーカルを起用したカバーソングの第一弾。原曲のイメージになるだけ忠実にと、間奏のフレーズはギター完コピだそうです。ギターが唸りまくってる時点ですでにイメージ壊れてるんですけど(笑)。

● Realize/玉置成美
前作「Believe」同様ガンダムの主題歌ということで路線は一緒。音消して見たら前のPVと区別つかないよ〜(笑)。この曲から歌番組にも本格的に出演開始。ちょっと出始めの矢井田瞳に似てなくない? こういう作りこんだ歌は生うたになるとやっぱり辛いね・・・

● シャボン玉/モーニング娘。
新メンバー加入後初シングル。テレビにも結構出てたんだろうけど、一時期の勢いはないし印象薄いね。巻き舌的な歌い方も投げやりに聞こえるだけだし、もっと丁寧に歌えよ!って突っ込みたくなる。で、懲りずに石川がまたセリフ担当。来年の安倍卒業までグループ自体もつのか?

● H・A・N・A・B・I〜君がいた夏〜/ZONE
3年越しで同じネタを使い回す制作陣にまずは感服。冷夏の割にはセールス的にも健闘していると思います(あまり関係ないか)。今回はアップテンポだったりと微妙に焦点をずらしてはいるんですけどね。フォロワーが今んところいないんでしばらく定位置を確保しそうですね。

● 薄荷キャンディ/Kinki Kids
昨年アーチスティックに振れた反動からか、今年は3作歌謡曲的なのが続いてます。作曲は外国人らしいけど、これってカバーなのか、いまいち歌詞のはまりが悪いです(松本隆なんだけどな・・・)。光一の歌がへたくそに聴こえるし、タイトルの「薄荷」(古い!)にファンの反応は?


※過去の分はこちら
 →2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
  2002年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間FAVORITE 



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