J−POP REVIEW

 雑誌に載っているJ−POPの紹介、本当にちゃんと曲を聴いて書いてるのかな〜と思ったことはありませんか。歌謡曲の時代から邦楽を聞き続けているこぼうすが、最近のJ−POPを独断と偏見で(ファンのみなさん怒らないでね)コメントしまくるページです。

<CRAFTOWNERより>
 今回の選曲は、結果的にメジャーデビューとはは何ぞや、というラインアップになりました。インディーズに移行したスタレビ、メジャーと個人活動を並行するI WiSH(川嶋あい)、アイドルなのに独自のレーベルを立ち上げている嵐などなど。インターネットの普及や路上パフォーマンスなど、媒体の多様化によるところが大きいんでしょうか。そのうち本当にネットアイドルとか高齢者のアイドル(氷川きよしとか綾小路きみまろはすでにこのジャンル?)なるものが社会的現象になってきたりして。で、今回興味深い曲は多かったんですが、どれも現時点では決め手に欠けたのでオススメはあえてなし。


2003年10月分

● タガタメ/Mr.Children
発売未定のまま9月よりラジオで公開中の新曲。おそらく復帰第1作め、前作よりボーカルが荒削りだけど前のめりに力強いのも気持ちの入りようが違ってのことか。惜しむらくは、重いこのテーマに取り組むなら締めを「抱きあって」と愛の方向に逃げてほしくなかったな。 

● デェラ・シエラ・ム/CHAGE and ASKA/STARDUST REVUE 
大物アーチスト夢のコラボ。ライブ共演がきっかけらしいけど、ホントに実現するとは(拍手!!)。第一印象は7:3でチャゲアス色が濃いと思ったんだけど(というか飛鳥の声が聴こえすぎ)、人気度でスタレビが一歩譲った形? 無理とは思うけど生での共演を是非見たい! 

● GOOD MUSIC/KICK THE CAN CREW
今年後半は怒涛のリリースらしい(ちなみにこれはシングル第2弾)。パターンが終始一緒な分、バックトラックのイケて度がより作品の出来に直結してしまう彼ら。その意味で今年に入ってからケツメイシやD.A.に比べパワー不足。多作は作品のレベルを下げるだけだと思うのだが。 

● 人とコウモリ/キンモクセイ
これ、今月の特別賞(^^)。不健全な匂いプンプンのスカに人を食ったようなタイトル。イメージ的に大瀧詠一的ちょい懐かしめポップスを持ってただけに、この方向転換には驚きました。残念ながら売れるとは思わないけど(苦笑)、遊び心をシングルカットしたその勇気に拍手。

● LION SEVENTEEN/CUNE
キンモクセイ同様、個人的にはプッシュのバンドなんだけど・・・時代が求めてるものと違うんだろうな。こちらは逆にこんなに未成年な世界にすり寄らんでもいいのに、という痛々しささえあり。ちなみにオリコン初登場30位台。非常に微妙なポジションにあると思います、ホント。 

● Starry Heavens/day after tomorrow
最近の曲に顕著なんだけど、サビ前後で組曲のように曲調が変わるのなんでだろう〜♪(この曲は間奏までそんな感じ)。サビだけ耳に残ればいいだろ、っていう初期のELTの手法が徹底されてます(アレンジ元ELTの人だもんね)。今後はユニット自体の存在感をどう出してくかだな。

● 虹/福山雅治
音楽以外の分野での露出はあったけど新曲は2年半ぶり。「桜坂」に迫る快調な売行きだけど、特に目新しいものもなく福山節から抜け出せてない気がするんだな、個人的には。トリプルA面+人気ドラマ主題歌というお得感を打ち出した販売戦略の勝利。アーチスト寿命延びたね。 

● 君に捧げるlove song/浜田省吾
久々の新作。ほとんどメディアに出ない人ですが支持は根強し。山下達郎とかもそうだけど、極力時代性を排した詞世界とエバーグリーンな声のためか、新しい/古いの概念すら感じさせないのはさすが(詞だけ読むとかなりベタだけど)。季節にもあってて安心して聴けます(^^)。 

● ふたつ星/I WiSH
デビュー曲があいのり3代目主題歌で大ブレイク。どう出るかと思ったが、順当に前作の延長のせつない系でした。声を生かすには正攻法だと確かに思う。しかしまあ、ボーカル=路上ライブでアングラ的話題をさらった川嶋あいとは驚き。この時期に真相発表したのも作戦のうち?

● MONSTER TREE/SHAKA RABBITS
175Rとの共作からブレイクしたバンドのメジャー3作め(自信なし?)。ボーカルスタイルといい音といい完全にジュディマリフォロワーなんだけど、Hysteric Blueが解散した今、この路線って実は空席なんだよね。TV出演するならもう少しビジュアル面での改善を(苦笑)。 

● Be My Love/SPEED
2度目の再結成。つくづく解散しなけりゃよかったのにと思うグループのひとつ。活動していった中でのこの路線ならグループの成長と取れるのに、今の状況じゃ苦しいソロ活動の挽回策としか見てくれないよ・・・・。これっきり再結成は封印するくらいでソロを頑張ってほしい。 

● 22歳の私/安倍なつみ
今回はモー娘。の新曲コメントはなし(だってつまらんもん)。ソロで生き残れそうななっちの切り離しにかかったことで、モー娘。は間違いなく解体に向かうでしょう。でデビュー曲&つんく作にしては何のひねりもないマジモード。ま、路線的にはこれしかできないでしょうけど。 

● 本日ハ晴天ナリ/Do As Infinity
彼らにしては珍しく間隔をあけてのリリース。この曲を機に、シングルでも初期の作り込みサウンドからライブ感重視に作風が変わってくんでしょうか。声との相性は悪くないんだろうけど、まさにELTフォロワーまっしぐら。比較すると詞の重みがない分どうしても苦しいね。 

● 言葉より大切なもの/嵐
曲によって結構制作陣が変わってるけど、その時々の流行を巧く組み込んでますよね。今回もロードオブメジャー+FLOW+HYを参考にしたと思われるロック+ラップ(もちろんメンバーがこなせてこそなせる業だけど)。ジャニーズ勢先輩の勢いが落ちない中で健闘してると思う。 


※過去の分はこちら
 →2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
  2002年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間FAVORITE 



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